ギオルゴス・ギアクマキス 写真:Getty Images

 セルティック所属のギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキス(28)は日本代表FW古橋亨梧(28)ら日本人選手が活躍する中、以前から今月中のセルティック退団が濃厚とみられていた。そんなギアクマキスを巡り浦和レッズとMLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)アトランタ・ユナイテッドが争奪戦を繰り広げていたが、27日になって浦和レッズへの移籍が確実となっている。

 ギリシャ『SDNA』をはじめ複数メディアの報道によると、セルティックはアトランタ・ユナイテッドからのレンタル移籍による獲得オファーを拒否したとのこと。「ギアクマキスは浦和レッズ移籍に向かっている」とし、「彼はオランダの首都アムステルダムでのメディカルチェックを通過した。一連の移籍手続きを完了するためにグラスゴーに戻るところだ」と伝えている。また浦和レッズは同選手の獲得でセルティックに移籍金500万ユーロ(約7億円)を支払うという。

 ただ一方で英紙『デイリーレコード』は、オランダ1部の強豪アンデルレヒトがギアクマキスに関心を寄せていると報道。アンデルレヒトはFWファビオ・シルバ(20)が今月24日に退団。シルバの後釜候補にギアクマキスの名前が挙がっているものの、現段階ではオファー提示には至っていないという。

 ギアクマキス争奪戦の行方については、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が今月16日に「浦和レッズはギアクマキスの移籍でクラブ間合意に達した」とリポート。

 ただ一方でギアクマキス本人は家族の事情もあり、MLS移籍を熱望。『SDNA』をはじめ複数メディアは24日に「ギアクマキスはアトランタ・ユナイテッドへ移籍することで合意した」と伝えていたが、浦和レッズが争奪戦を制した可能性が極めて高いとみられる。