リフレーミングを活用できるシーンと例
リフレーミングは、日常やさまざまなビジネスシーンで活用することができます。慣れるまでは素早くリフレーミングできないと思いますが、ポイントは自分を責めずに物の見方をプラスの方向へ変えることです。
参考となるリフレーミングを活用できるシーンと例を箇条書きでご紹介します。
批判や否定をされたとき
批判や否定をされたときには、どうしてもネガティブになってしまうものです。そうした際にもリフレーミングによる捉え直しが有効です。状況をポジティブに受け止め、前向きな気持ちで次の行動に繋げていきましょう。
・自分が成長するためのひとつの試練なのかもしれない。
・指摘をバネに大きくステップアップしよう。
・狭くなっていた視野を広げる大きな機会だ。
・今の段階で自分の至らなさに気付くことができて良かった。
・やり方や取り組み方の効率性を指摘されただけで、自分自身の否定ではない。
失敗することが怖いとき
失敗することが怖いときは、「時間軸」「As IF」「解体」のリフレーミング手法を用いるのがおすすめです。
・失敗したとしても将来的にこの経験が活きる場面があるはず。
・新人のうちの失敗は良い経験になる。
・同期の◯◯だったら、失敗もチャンスに変えて自信を成長させるだろう。
・失敗することの何を具体的に恐れているんだろう。
・失敗しないために足りていないスキルはなんだろう。
自信がなくなっているとき
自信がなくなっているときは、より意識してリフレーミングに取り組みましょう。ふとした瞬間にマイナスの思考に囚われてしまうので、「解体」「Want」の手法を活用して自分に問いかけ、不安や自信をなくしている要素を取り除くための行動に繋げてみてください。
・自分はどんなビジネスパーソンを目指しているのか。そのためにまず取り組めることとは?
・この仕事を通して、本来自分がやりたいことってなんだろう。
・自信がなくなってしまった原因となる出来事は、どうすれば起こらなかっただろうか。
・次のプロジェクトを成功させるには、どんな要素が揃っていれば良いだろうか。
・自信をつけるために自分に不足しているものはなんだろう。
人間関係で悩んでいるとき
人間関係で悩んでいるときは、相手との関係性を捉え直すリフレーミングを実践してみてください。自分が発する言葉や言外のコミュニケーションも意識することで、人間関係の悩みが解決に向かう可能性があります。
・見逃しがちな細かな点まで指摘してくれているおかげで、大きなトラブルに繋がらずに済んでいる。
・相手にも何か事情があったのかもしれない。
・世の中にはこういう態度でしか人と接することができない人もいる。
・相手との関係性をより良い方向に転換する良い機会だ。
・相手との関係性を通して、人間力を試されているのかもしれない。
不採用・不合格になったとき
転職活動や資格試験などで不採用・不合格になったときも、自分をただ責めるのではなくリフレーミングを活用して、次に繋がる一歩をまた踏み出せるようになりましょう。
・もっと自分に適した企業と出会うための結果だったんだ。
・会社が求める人材と、自分が提供できるスキルがうまくマッチングしなかっただけ。
・自分が目指すキャリアについて、今一度考えるための時間が作れた。
・より自分を理解するための時間を得られた。
・今よりもっと知識を深めるための勉強の時間を得られた。