目次
ホワイトボードアニメーションの注意点
・商品のプレゼン動画などには不向き
・差別化が難しい
ホワイトボードアニメーションの作成5つのステップ
・脚本や絵コンテを考える
・キャラクターや文字の配置
・イラストや文字を動かす
・BGMなどの音声を入れる
・最終チェック
まとめ
ホワイトボードアニメーションの注意点
人気の高いホワイトボードアニメーションですが、注意しなければならない点も存在します。主に注意点は2つあるので、しっかりと把握して上手にホワイトボードアニメーションを作成しましょう。
商品のプレゼン動画などには不向き
万能なホワイトボードアニメーションも商品のプレゼン動画には少し不向きです。なぜならば、商品のプレゼン動画は実際のリアルな商品を見せながら解説した方が伝わりやすいからです。また、ホワイトボードアニメーションに実際の商品の写真や効果のグラフを組み込むこともできますが、不自然な出来上がりとなってしまいます。そのため、商品のプレゼンをする際は他の方法を検討した方が良いでしょう。
差別化が難しい
ホワイトボードアニメーションの最大の注意点は差別化が難しい点です。ホワイトボードの白い背景に文字やイラストを描き足すという基本のスタンスは変えられないので、どうしても似た作品が出来上がってしまいます。ですが、シーンの切り替え方やイラスト、話の展開の仕方、イラストの配置など工夫できる点は多くあるので、まだまだ可能性はあるでしょう。
ホワイトボードアニメーションの作成5つのステップ
実際にホワイトボードアニメーションを作成するには主に5つのステップがあります。この5つのステップさえ確実に行えば、ホワイトボードアニメーションを作れるのでまずは一歩を踏み出しましょう。
脚本や絵コンテを考える
第一のステップとして脚本や構図、カットごとの動き、尺などの絵コンテを考えなければなりません。何を伝えたくて、どういうカット割りと展開なら伝わりやすいか、などを考える重要な工程ですが、3割程度の完成度で次の工程に進みましょう。なぜならば、どれだけ緻密に設計しても、実際に動画にしてみたら思っていたものと違っていたというケースは起きてしまうからです。また、一から自分で作り上げるのではなく、再生回数が多く、成功しているホワイトボードアニメーションを参考にしてください。そして、真似できる点は真似して作っていくほうが良いでしょう。特に、初心者であればまだホワイトボードアニメーションへの習熟が浅いため、自分で一から作るよりもはるかにクオリティの高い作品が作れる可能性が高いです。まずは真似てみるところから始めましょう。
キャラクターや文字の配置
キャラクターや文字の配置も視聴者の理解度に関わる部分ですので、しっかり考えなければなりません。ですが、ホワイトボードアニメーションの作成ツールにはテンプレートや素材が用意されています。基本的に絵コンテごとのキャラクターや文字の配置を決めて行くことになるでしょう。もちろん、オリジナルのキャラクター、ロゴを自分で作成してツールに落とし込むことも可能となっています。他との差別化のためにも事前に準備やアイデアを出しておくと良いでしょう。
イラストや文字を動かす
次は静止画で設計したイラストや文字を実際に動画にしましょう。前述した通り、実際に動画にしてからイラストの見え方や伝わり方が考えていたものと違う、と気付くことは多々あります。実際に視聴者は、静止画ではなく動画として見るので、この工程にはなるべく多くの時間を割きましょう。
BGMなどの音声を入れる
ある程度、動画の全体像が見えてきたら次は動画に適したBGMを入れてみましょう。BGMの目的は視聴者に飽きさせないことにあります。いくらホワイトボードアニメーションの視聴維持率が高くても、BGMがないと視聴者は離れてしまう可能性が高いです。そのためBGMを挿入することをオススメしますが、作品の雰囲気やイメージを壊すようなBGMの場合、逆に視聴者の集中力をそいでしまうので注意しましょう。
最終チェック
ここまで作成すれば最終チェックを行いましょう。イラストや文字、ストーリーの展開速度を調節したりします。また、音楽が中途半端に途切れていないか、ナレーションとイラストの動きにずれがないかなど、細部にわたって確認が必要です。
まとめ
今回の記事では、ホワイトボードアニメーションとは何なのか、メリット、注意点、作成の際のポイントについて解説しました。ホワイトボードアニメーションはアメリカで爆発的に人気がある表現技法です。日本でも、いずれアメリカと同じように企業のPR動画などにも大々的に使われ始める可能性があるでしょう。
そのため、今からホワイトボードアニメーションについての知識を深め、何か自らのビジネスに活用してみることをオススメします。
提供元・MarkeTRUNK
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