スライドショーを自動再生する方法
スライドショーは、自動的に再生することも可能です。展示会や説明会のときに、繰り返しスライドを流したいときにも活用できます。
以下では、スライドショーを自動再生する方法を紹介。スライドショーを自動再生する方法は、ダウンロード版のパワーポイントのみ可能なことに注意しておきましょう。
STEP1.「スライドショーの設定」をクリック
まずは、スライドが最後まで進んだ際に、スライドの1枚目に戻すために、「スライドショーの設定」をクリック。
STEP2.「Escキーが押されるまで繰り返す」をクリック
「Escキーが押されるまで繰り返す」をクリックし、「OK」を押します。
STEP3.スライドをすべて選択する
次に、クリックをしなくても自動的にスライドが入れ替わるように、設定を行います。
まずは、左側のスライドをクリック。
Windowsの場合は「Ctrl+A」、Macの場合は「command+A」を押して、すべてのスライドを選択します。
STEP4.「画面切り替えのタイミング」を変更する
画面切り替えのタイミングを「自動」にし、秒数を変更します。
今回は、3秒ごとに画面が切り替わるようにしましたが、実際に使用する際はスライドを見る人が見やすい時間や飽きない時間などを考えて、スライドが切り替わる時間を決めましょう。
STEP5.「スライドショー」>「最初から」で確認する
自動的にスライドが切り替わり、何度もループ再生されるようになっているか確認するために、「スライドショー」タブをクリックし、最初からスライドショーを動かしてみましょう。
スライドショーを使う際に覚えておきたいポイント
「スライドショーで何ができるのか」を知っておくと、発表の幅が広がります。
以下では、スライドショーを使う際に覚えておきたいポイントを紹介。必ずしも発表で使う必要はありませんが、使う機会があれば使ってみてはいかがでしょうか。
ポイント1.発表者ツールやノートを活用する
スライドショーを使う際に覚えておきたい1つ目のポイントは、発表者ツールやノートを活用することです。
発表者ツールやノートは、オンライン版のパワーポイントでは使用できず、ダウンロード版のパワーポイントのみ使用可能です。
「発表者ツール」を開く方法
まずは、「発表者ツール」を開いてみましょう。発表者ツールを使用するためには「スライドショー」を開き、「発表者ツールを使用する」にクリックが入っていることを確認した上でスライドショーを始めます。
スライドショーが始まったら、右クリックを押し「発表者ツールを表示」を選択。
上記の画像のように、発表者ツールが表示されました。
ノートを活用する
ノートを記入するためには、画面右下にある「ノート」をクリックします。
「ノート」ボタンをクリックすると、ノートが記入できるようになります。今回はテストとして「ここにノートを記入する」と書き込みました。
発表者ツールを先程と同様に開いてみると「ここにノートを記入する」と記載されています。
このようにして発表者ツールやノートを使用してみましょう。
ポイント2.ショートカットキーを使用する
スライドショーを使う際に覚えておきたい2つ目のポイントは、ショートカットキーを使用することです。
スライドショーのショートカットキーに慣れてきたら「スライドショーを始める」「スライドショーを終わる」などの動作を素早く行えるようになります。
覚えておきたいショートカットキーは以下のとおりです。
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「スライドショーを始める」:「F5」
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「スライドショーを終わる」:「Esc」
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「スライドショーを途中から始める」:「Shift+F5」
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「ポインターを表示する」:「Ctrl+L」
もちろん、ショートカットキーを覚えなくても、タブやクリックを駆使してパワーポイントを使うことは可能です。しかし、ショートカットキーを使うことで素早く動作を行えるので、時間に余裕がある人や、パワーポイントに慣れてきて新しいことを覚えたい人は、ショートカットキーを試してみてはいかがでしょうか。
ポイント3.スライドに音声を挿入できる
スライドショーを使う際に覚えておきたい3つ目のポイントは、スライドに音声を挿入できることです。
スライドに音声を挿入する方法は以下のとおりです。
STEP1.「挿入」>「画面録画」をクリック
まずは、「挿入」タブを開き、画面録画をクリック。
STEP2.「領域の選択」を行い「録画」を開始する
「領域の選択」ボタンを押し、どの範囲に音声を入れたいのかを決め、録画ボタンを押しましょう。
STEP3.「録画」を終了する
録画ボタンをクリックすると、3秒のカウントが始まり録画が開始されます。上部にある「■」をクリックすると、録画を終了できます。
録画を終了すると、上記の画像のように選択した領域と音声が挿入されます。
途中でやり直したくなった場合は「閉じる」ボタンを押し、再度「画面録画」をクリックしましょう。
ポイント4.制限時間がある場合は「リハーサル機能」を活用する
スライドショーを使う際に覚えておきたい4つ目のポイントは、制限時間がある場合は「リハーサル機能」を活用することです。
リハーサル機能を活用することで、スライドごとにかかる時間を記録でき、時間配分を考えられるようになります。以下では、「リハーサル機能」の使い方をご紹介します。
バージョンによっては、リハーサル機能がない可能性もあるので注意してください。
STEP1.「スライドショー」>「リハーサルをクリック
まずは、「スライドショー」から「リハーサル」を開きます。
STEP2.リハーサル機能を理解する
リハーサル機能を始めると、画面上部に一枚のスライドにかかった時間と、合計の時間が表示されます。
スライドの最後まで到達すると、上記の画像のように「スライドショーの所要時間」が表示されます。それぞれのスライドにどのくらいの時間がかかったのかを知るための「タイミング」を保存したい場合は、「はい」をクリックしましょう。
STEP3.スライド時間を把握する
どのスライドに、何秒程度所要したのかを把握するために、「表示」>「スライド一覧」をクリックしましょう。
このように、何枚目のスライドに何秒かかったのかを表示してくれます。
STEP4.スライド時間を消去する
原稿を削ったりスライドを変更したりして、所要時間が変わると、以前の時間は不要になるでしょう。
以前のタイミングを削除するためには、「スライドショー」タブの「録画」の下にあるボタンをクリックし、「クリア」>「すべてのスライドのタイミングをクリア」を押します。
このように、スライドに記載されていたタイミングが消去できます。