【編集部の注目モデル】
Garrick(ギャリック)
ギャリック S4 アイス・ブルー

 独立系時計師のユニークピースを中心に、ユニークな才能と卓越したクラフツマンシップが生み出す高級時計を取り扱うイギリスのオンライン時計販売サイト、ザ・リミテッド・エディションの顧客のための限定モデル。

【針と文字盤を自作するこだわりの腕時計】イギリスの注目ブランド、Garrick(ギャリック)に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 ギャリックの定番機であるS4をベースに製作されており、外装はポリッシュ仕上げの904Lステンレススチールケースで直径は42mmで厚さ10mm。 文字盤と針は自社で製造しており、6時位置にはスモールセコンドが配置され、自社工房でハンドメイドされたアイス・ブルーのギョーシェ模様の文字盤が光を受けて美しい輝きを放つ。

【針と文字盤を自作するこだわりの腕時計】イギリスの注目ブランド、Garrick(ギャリック)に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 外周にはブラッシュ仕上げされた円形のアプライドアワートラックを配置。このアワートラックにはレーザー彫刻でローマ数字が刻印され、凹みには特殊なシリンジ ペンを使用して手作業でインクが塗布されている。また、文字盤と同じく針も自社製造しており、アンカー型のカウンターウェイトを備えたフォルムが、ギャリックらしい個性を表現している。

【針と文字盤を自作するこだわりの腕時計】イギリスの注目ブランド、Garrick(ギャリック)に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 裏ブタはシースルーバックになっており、サファイアクリスタルを通して、スイス製ユニタス6498をベースに改良を加えた手巻きムーヴメント、BF03を眺めることができる。パワーリザーブ42時間以上、毎時1万8000振動。スリークォータープレート、香箱と巻き上げ機構を覆う彫金仕上げのプレート、ネジ式のオリジナルテンプなど、自社の工房で製作したパーツによる大幅な改良で、ギャリック独自に造形と美観を生み出している。

【針と文字盤を自作するこだわりの腕時計】イギリスの注目ブランド、Garrick(ギャリック)に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 S4 アイス・ブルーは、シリアルナンバーなしの限定10本の受注生産となっており注文後、手作業で製作される。 ウェブサイトのみ購入可能となっており、ハンドメイドのレザーベルト(アリゲーター、カーフスキン、バッファロー、オーストリッチ)を選択でき、 販売価格は5829英ポンド(約98万円)。

【編集部の注目モデル】
Garrick(ギャリック)
ギャリック S6

【針と文字盤を自作するこだわりの腕時計】イギリスの注目ブランド、Garrick(ギャリック)に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 定番機であるS4のアップデート版に位置付けられるのが、ギャリック S6 だ。時分針とスモールセコンドというS4のクラシックなスタイルを継承しつつも、スモールセコンドと円形のアプライドアワートラックのサイズとバランス、文字盤や針の意匠などにアレンジが加えられ、より現代的なデザインとなっている。S6ではギャリックが自社製造する文字盤がハンマー仕上げとギョーシェ仕上げから選択可能で、様々な色の文字盤が用意されている。

【針と文字盤を自作するこだわりの腕時計】イギリスの注目ブランド、Garrick(ギャリック)に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 ポリッシュ仕上げの904Lステンレス・スチール製ケース、ケースサイズは42mm。香箱と巻き上げ機構をエングレービングされたプレートで固定した手巻きムーヴメントのBF03を搭載。ハンドメイドのレザーベルトは、アリゲーター、カーフスキン、バッファロー、オーストリッチからひとつ選択できる。この時計2022年12月現在、開発中で23年半ばの出荷予定で、予約受け付けている。販売価格はフロスト・ダイアルが、5412英ポンド(約91万円)、エンジン・ターンド・ダイアルが6245英ポンド(約105万円)。

【編集部の注目モデル】
Garrick(ギャリック)
ギャリック・レギュレーター NK

【針と文字盤を自作するこだわりの腕時計】イギリスの注目ブランド、Garrick(ギャリック)に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 時計を製造する工場などで、時刻調整を行うための基準時計として使用されていたとされるレギュレーター(時間、分、秒を独立して表示する機構)を搭載したコレクション。本作では、このレギュレーター機構に独自の解釈を加え、時間、分、秒の独立した表示のほかに、文字盤側にトリニティ・フリー・スプラング・バランスと名付けられたテンプを搭載。 独特のメカニカルな造形と規則的に駆動するテンプの動きを楽しめる。

【針と文字盤を自作するこだわりの腕時計】イギリスの注目ブランド、Garrick(ギャリック)に注目
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 ケースサイズは直径42mmで厚さ10mm。ムーヴメントは手巻きのギャリックUT-G02を搭載。この時計は2022年12月現在開発中で、23年半ばの出荷予定で、予約受け付けている。さまざまなカラーとデザイン・ダイアル、ハンドメイドのアリゲーターまたはプレミアム・レザーから選択できる。販売価格はフロスト・ダイアルは9995英ポンド(約168万円)、エンジン・ターンドダイアルは1万995英ポンド(約185万円)で販売予定となっている。

文◎William Hunnicutt
時計ブランド、アクセサリーブランドの輸入代理店を務めるスフィアブランディング代表。インポーターとして独自のセレクトで、ハマる人にはハマるプロダクトを日本に展開するほか、音楽をテーマにしたアパレルブランド、STEREO8のプロデューサーも務める。家ではネコのゴハン担当でもある。

提供元・Watch LIFE NEWS

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