ギグワーカーとほかの働き方の違い
ギグワーカーと混同されやすい働き方に、フリーランスやノマドワーカーがあります。また、アルバイトや日雇い労働者とギグワーカーは、どのように違うのでしょうか。ギグワーカーとほかの働き方の違いについて解説します。
フリーランスとの違い
フリーランスとは組織に属さず、個人で仕事を請けて働く人です。プログラマー・エンジニア・デザイナー・ライター・カメラマン・編集者・翻訳者などが、フリーランスの主な職種といえます。
フリーランスとギグワーカーの違いは、「安定性」「継続性」にあるでしょう。ギグワーカーが単発で仕事を請け負うのに対し、フリーランスは継続・長期の仕事を請け負うことが多いです。
また、ギグワーカーは専門的なスキルがなくてもできる仕事をすることが多いのに対し、フリーランスは専門性の高い仕事に取り組んでいることが多いです。
ノマドワーカーとの違い
ノマドワーカーとは、働く場所を固定せず、自由に移動しながら仕事をする人です。「働く場所が自由であること」「移動しながら働く人」といった、働くスタイルを指す言葉で、契約形態に関する定義はありません。
雇用されているか、その仕事が単発なのか長期なのかにかかわらず、好きな場所を移動しながら働く人がノマドワーカーです。ギグワーカーは単発・短時間でできる仕事をする人のことであり、働く場所に関する定義はありません。
アルバイト(フリーター)との違い
中長期の雇用を前提とするという意味で、アルバイト(フリーター)とギグワーカーは異なります。ただ、アルバイトの中には単発・日雇いのものもあります。単発アルバイトメインで働く人は、フリーターというよりは、ギグワーカーに近いでしょう。
日雇い労働者との違い
日雇い労働者とは、1日単位で雇用される労働者のことです。単発・短期間の仕事に取り組むという意味ではギグワーカーに近いでしょう。
ただ、ギグワーカーには数時間単位の短時間で働くという特徴もあります。日雇い労働者よりも短いスパンで仕事に取り組むのがギグワーカーといえます。
派遣労働者との違い
派遣労働者とは、派遣会社に雇用され、派遣先で仕事に取り組む人です。ギグワーカーは特定の企業に属さずに働く人です。企業に属する点と、雇用契約を結ぶ点が派遣労働者とは異なります。