目次
フリー素材を活用する際の注意点
 ・必ず著作権を確認する
 ・利用規約を確認する
 ・モデルリリースを理解する
インターネットの拾い画は絶対にNG

フリー素材を活用する際の注意点

フリー素材は「フリー」と名のつくところから、制限なく自由に使用できると勘違いされがちですが、それは大きな間違いです。注意点を確認せずにフリー素材を使用してしまうとトラブルの原因となってしまいます。そこで、下記に挙げる点は必ず注意して、フリー素材を使用しましょう。

● 必ず著作権を確認する
● 利用規約を確認する
● モデルリリースを理解する

それぞれ順番に解説します。

必ず著作権を確認する

フリー素材に限らず、配布されている素材を使用したい場合には、著作権フリーかどうかを確認しましょう。著作権が消滅している、または著作者が著作権を放棄している場合は、著作権フリーとの文言があります。

著作権で保護されている素材に関しては、制作者または配布サイトごとに定められた手続きに従って使用しないと、トラブルになるおそれがあるため注意が必要です。

また、いくら著作権フリーだとしても利用規約は存在するため、定められた規約は遵守する必要があります。

後述する「利用規約」に関しても著作権と合わせて確認必須の重要事項であるため、必ず理解しましょう。

利用規約を確認する

素材配布サイトには必ず「利用規約」が定められています。

利用規約に関しては、配布にあたっての禁止事項や、使用条件の制限について明記されており、定められた規約の範囲外で素材を利用した際には素材の使用禁止や制作物の削除、料金の請求等のトラブルにつながります。

利用規約はサイトごとに自由に設定できるものであり、すべてのサイトで共通しているものではないため、利用するサイトごとに規約を読んで従う必要があります。トラブルを未然に防ぐためにも、利用の都度規約に目を通すようにしましょう。

モデルリリースを理解する

モデルリリースとは、人物が特定できる写真素材において、被写体となった人物に同意してもらう肖像権使用許諾同意書のことを指します。

そのため、モデルリリースを取得できていない写真素材に関しては、その素材を使用してしまうと、被写体となった人物から肖像権の侵害で訴えられる可能性があります。

人物の顔が写った画像の使用はトラブルの原因になりかねません。トラブルを避けるためにも必ずモデルリリースを取得しているかの確認をしてから利用しましょう。

また、フリー素材サイトによっては、サイト内で使用している人物写真素材のすべてのモデルリリースを取得しているところもあります。

モデルリリースに関しては規約に記載されていることもあるため、人物写真素材を使用したい際は特に注意して規約を確認しましょう。

インターネットの拾い画は絶対にNG

素材を探す際に、検索欄にキーワードを入力して表示された画像をそのまま拾い画として流用するのは非常に危険です。サーチエンジンでヒットする画像は素材として配布されていないものを多く含みます。

ほとんどの画像は第三者の利用を想定されておらず、著作権で保護されており、転用できないものも数多く含まれています。

規約も定められていないため、安易な気持ちで商用利用してしまった場合は賠償請求や訴訟につながりかねません。そのため、素材を探す際には検索エンジンでキーワードを入力するのではなく、規約が整備されているフリー素材サイト内の検索を使用しましょう。