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著作権フリーは何を意味する?
ロイヤリティフリーは何を指す?

著作権フリーは何を意味する?

前述のとおり、基本的に著作物(創作物)は著作権で保護されているため、制作者に無断で使用することはできません。

一方で、素材を利用する際のキーワードとなる「著作権フリー」という文言は、素材を制作した人が、制作物に対する著作権を放棄または消滅したことを指しています。

「著作権フリー」の文言がある場合には、基本的には著作権を気にせず素材を使用してもよい、と捉えても問題ないということです。

しかし、いくら著作権フリー素材だからといっても、配布サイトや制作者が定めた規約の範囲を超えての使用ができないことは、必ず念頭に置きましょう。

また、「フリー素材=著作権フリー」というではありません。サイトごとに設置されている利用規約に著作権について記載されているため、必ず確認しましょう。

フリー素材を探す際に目にする「CC0(クリエイティブ・コモンズ0)」という言葉は「いかなる権利も保有しない」ことを意味しています。

CC0の文言がある素材は、パブリックドメインとして著作権が放棄・消滅しているため、著作権フリーと同じ扱いになります。

ロイヤリティフリーは何を指す?

ロイヤリティフリーとは、著作物を使用したい人が、著作者または代理人にライセンス料を支払うことで何度でも素材を利用できる仕組みです。

著作権フリーと混同されがちですが、ロイヤリティフリー素材の著作権は放棄されていないことに注意しましょう。また、ロイヤリティフリー素材は、使用の用途によって料金が変動する形態をとる場合もあります。

さらに、金額によって使用の条件が変化するケースもあるため、ロイヤリティフリー素材を使用する際は、あらかじめどのような用途・条件で素材を利用したいのかを明確にしておきましょう。