【裏面編】年賀状の基本的な書き方

ビジネスシーンで送る年賀状の裏面には、「賀詞、挨拶、添え書き、日付」を、この順番で書きます。それぞれの基本的な書き方を紹介します。

賀詞

賀詞とはお祝いの言葉のことで、年賀状に限らず、さまざまなシーンで使われます。漢字1文字、2文字、4文字、文章や英語の賀詞があります。誰に、どんな賀詞を書けばいいのかは、記事の中ほどで紹介しています。

挨拶

挨拶は「お礼」「祈り」「願い」の3要素を基本として書きます。

お礼:日ごろの感謝を伝える


  • 旧年中は大変お世話になりました

  • 旧年は格別のご指導を賜り 厚くお礼を申し上げます

祈り:相手の健康や活躍を祈る


  • 皆さまのご多幸とご活躍をお祈りいたします

  • 幸多き一年となりますように

願い:今後の付き合いや指導をお願いする


  • 本年もご指導ご鞭撻のほど よろしくお願い申し上げます

  • 変わらぬご指導のほどよろしくお願いいたします

添え書き

添え書きでは近況報告や共通の話題、豊富などを書きます。あまり長文にならないよう、伝えたいことを端的に伝えましょう。


  • さらなる飛躍の年とするべく努力する所存です

  • 本年も貴社のお役に立てるよう努めて参ります

  • いつもお心遣いをいただきありがとうございます

日付

年賀状の裏面の最後には、日付を書きます。和暦・西暦のどちらでも構いませんが、年賀状を書いている時点での年号を書かないように気をつけましょう。


  • 令和5年 元旦

  • 2023年1月1日

年賀状の賀詞の書き方

年賀状のに使える賀詞と、賀詞に添える挨拶や文章の例を紹介します。送る相手やハガキのスペースに合った賀詞・挨拶・添え書きを書いていきましょう。

漢字一文字の賀詞















賀詞






意味










寿






めでたい、祝い、よろこび















さいわい、幸せ















よろこび















1年のはじまり















めでたい、さいわい、よろこび















めでたい















なごやか















やすらぐ






漢字二文字の賀詞















賀詞






意味










賀正






正月を祝う










慶賀






よろこび祝う










寿春






新春をことほぐ(喜び祝う)










迎春






新春を迎える










新禧






新年をよろこぶ










慶春






新年をよろこぶ










賀寿






長寿を祝う






漢字四文字の賀詞















賀詞






意味










謹賀新年






謹んで新年をお祝いいたします










恭賀新年






恭しく新年をお祝いいたします










謹賀新春






謹んで初春をお祝いいたします










恭賀新春






うやうやしく新春をお祝いいたします










慶賀光春






輝かしい新年のお喜びを申し上げます










敬頌新禧






うやうやしく新年の喜びをお讃え申し上げます









文章の賀詞


  • あけましておめでとうございます

  • 新年おめでとうございます

  • 新春のお慶びを申し上げます

  • 謹んで年頭の御祝詞を申し上げます

  • 謹んで新春のお慶びを申し上げます

英語の賀詞















Happy New Year






新年おめでとうございます










New Year’s Greetings






新年のご挨拶










bonne annee!






よいお年を!










May the new year be filled with happiness






今年もあなたに幸福がありますように






賀詞は送る相手によって使い分ける

賀詞には1文字、2文字、4文字、文章とさまざまな種類がありますが、相手との関係性によって最適なものは異なります。目上の人には文章または4文字の賀詞を、対等か目下の相手には1文字または2文字の賀詞を使うのがマナーです。