真っ当な企業をかたるメールを送りつけ、金品やクレジットカード・銀行情報をだまし取るフィッシング詐欺。あたかも正規の手続きをふんでいるかのよう見せかけ、受信者を信じ込ませてうえで、罠へと誘導する手口は世の中の周知のこととなり、日々、注意してメールを削除するユーザーも多いことだろう。
しかし、人間である以上、時期柄や心理状況によっては気の緩みが生まれないとも限らない。だからこそ、今一度フィッシング詐欺への警戒が必要だ。
オリコをかたるフィッシングが増加中

フィッシング対策協議会は12月9日、オリコを名乗るフィッシングの報告を受けていることを発表した。メール件名だけで20パターン弱にものぼり、手を替え品を替え、メールを開封させて偽サイトへと誘導しようとしていることがわかる。
メールの件名パターン
オリコカード お支払い予定金額のご案内
オリコカード 【重要:必ずお読みください】
【重要】Oricoカード からの緊急の連絡
【重要】オリコカード からの緊急の連絡
【重要】Oricoカード本人確認のお知らせ [メールコード ●●●●]
【重要】オリコカード 本人確認のお知らせ [メールコード ●●●●]
【Oricoカード】重要:必ずお読みください
【Oricoカード】お支払い金額確定のご案内
【Oricoカード】事務局からのお知らせ
「Oricoカード」ご利用環境確認用ワンタイムURLのお知らせ
【オリコカード 】個人情報確認
【最終警告】オリコカード からの緊急の連絡 [メールコード ●●●●]
【重要なお知らせ】Oricoカード ご利用確認のお願い [メールコード ●●●●]
お支払い方法変更のご案内[オリコカード ]
お支払い方法変更のご案内【オリコカード 】
※フィッシング対策協議会より転載
これに対し同協会は、サイト内で個人情報を入力しないよう注意を呼びかけるとともに、正規サイトの画面などをコピーして作成されたメールは本物と見わけることが困難なこと、正規サイトを利用する際には、公式アプリやブックマークしたアドレスからアクセスすることを促している。
オリエントコーポレーションも同協会に先んじて声明を発表。「当社では、会員情報の確認等の名目で、お客さまに会員サイトへ誘導し、お客さま情報の入力をお願いすることはございません」としたうえで、フィッシング詐欺の注意点を啓蒙するなど、会員の被害防止に努めている。

引用元:オリコをかたるフィッシングサイトの発生について(PDF)【株式会社オリエントコーポレーション】