メール配信をした際に、エラーメールが届いて驚いた経験を持つ人もいると思います。エラーメールはなるべく早く対処しないと機会損失となってしまったり、信頼性を損ねたりとデメリットが多いです。

本記事では、エラーメールの一覧と内容を詳しく紹介します。本記事を読むことで、エラーメールが届いても焦らずに対処できるようになります。

目次
メール配信におけるinvalidとは?
エラーメールはどこに記載される?
 ・メールヘッダー
 ・メール本文

メール配信におけるinvalidとは?

メール配信におけるinvalidとは、無効メールという意味です。受信側のメールアドレスに問題があった時に、メールの配信ができず、エラーメールが戻ってきます。

無効メールになるメールアドレスは、以下の条件に当てはまっていることが多いです。

● メールアドレスとして許されない記号が入っている(セミコロンやコロンなど)
● @が複数入っている、@が入っていない
● ピリオドが2つ以上連続している
● @前の部分がピリオドで終わっている

以上のような標準フォーマットに属していないメールアドレスや、受信側のメールサーバーが存在しないメールアドレスには、メールを送ろうとしても無効となってエラーメールが戻ってきてしまいます。

エラーメールはどこに記載される?

エラーメールは、メール送信後に返信され、メールが送れなかったという意味になります。
エラーメールの情報を読み取れば、エラーメールとなった原因が分かります。エラーメールの情報はヘッダーと、メール本文に書いてある2つの場合があるため、以下で分けて紹介します。

メールヘッダー

メールヘッダーは、差出人や宛先のメールアドレス、メール送信時刻、件名などが記載されている箇所です。メールヘッダーに記載されるエラーメール例は以下の通りです。

● The following addresses had permanent fatal errors —– <メールアドレス>(reason: 550 Host unknown)
● 550 5.1.2 <メールアドレス>… Host unknown (Name server: ドメイン名.: host not found)

エラーメールは全文英語表記です。数字はエラーコードになっています。
上記の例は、ホスト名(@より後ろの部分)が存在しないメールアドレスだという意味になります。

メール本文

メール本文に書かれているエラー内容で意味が変わるため、代表的なものを表にまとめました。

本文に書かれている内容エラーの意味
User unknown送信したメールのユーザ名(@より前の部分)が存在しない
Host unknown/host not found送信したメールのホスト名(@より後ろの部分)が存在しない
the file 〇〇 has been infected with the virus △△送信したメールがウイルスに感染している
〇〇はファイル名、△△はウイルス名
Message size exceeds remaining quota送信先相手のメールボックスが容量過多で受信ができていない
Message exceeds maximum fixed size添付ファイルサイズが大きすぎる
メールで送信できる一通あたりのサイズを超えている
Message could not be delivered for 5 days5日以上メールを送ることができなかった

エラーメールは英文で書かれているため、戸惑うこともあるかもしれません。しかし、以上の内容を見つけることができれば、簡単にエラーメールとなった原因を見つけられます。