A.風防ガラスをケースに固定するためのパーツ
ケースの前面に文字盤を囲むように付くベゼルは、もともと風防ガラスをケースに固定するためのもの。
しかもただ固定するだけでなく、水分やホコリが入らないよう気密性を確保するための重要なパーツでもある。
なかには時計の機能面で役割を担うべく、回転するタイプもある。
今回はそんなベゼルの種類について紹介していく。
なおプッシュボタンやリューズで操作する“インナーベゼル”もあるが、これはケースの中に内蔵されたもので、風防ガラスを固定するためのものでないため除外している。

(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)
・固定ベゼル
多くの時計に採用される、スタンダードなもの。ベゼルとケースが固定されているため回転しない

(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)
・逆回転防止ベゼル
ダイバーズウオッチを名乗るうえで必要なのが潜水時間表示計、いわゆる目盛りのついた“回転ベゼル”。かつ潜水中の誤作動を防ぐべく、左(時計回りとは逆)にしか回転できない

(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)
・双方向回転ベゼル
時計回りにも反時計回りにも回転する仕様のベゼル。単に経過時間を計測するためや、24時間の目盛りを配してセカンドタイムゾーンを表示するためなどに使われる
文◎松本由紀(編集部)
提供元・Watch LIFE NEWS
【関連記事】
・【第4回-セイコー(プレザージュ&セイコー 5スポーツ)】3大国産時計の売れ筋モデルを調査、本当に売れた時計BEST3
・【1位〜5位まで一挙に紹介します】“タイムギア”読者が選んだ、欲しい腕時計ランキングTOP10-後編
・進化したエル・プリメロを搭載したゼニスの意欲作、“クロノマスター スポーツ”が登場
・菊地の【ロレックス】通信 No.078|小振りで着けやすいベーシックな旧エアキング
・アンティークの無名クロノグラフって知ってますか?