絶対的な独裁者・権力者である習近平は、ここまで強く進めてきたゼロコロナ政策を「間違っていました(今は欧米のやり方のほうが正しかった)」と認めて、軌道修正することができないのでしょう。
どんなに優秀なリーダーでも過ちを犯す。その時に、対応できる仕組みを政治体制の中にいかにビルドインしていくか。
政治の根源的な課題を突きつける中国の動乱。これが直ちに習近平体制の崩壊につながるとは考えられませんが、中国経済、ひいては世界的なリセッションの引き金を引く可能性もあります。
動向に注視し、日本政府にも然るべき情報収集と対応を求めたいと思います。
それでは、また明日。

習近平国家主席 中国共产党新闻网より (編集部)
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年11月28日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。