こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
徐々に大きなニュースになりはじめましたが、中国全土に反体制デモが広がりつつあるようです。
「習近平やめろ!」「共産党退陣!」 専門家が「天安門事件以来見たことない」と驚く中国のデモ活動 “ゼロコロナ政策”への不満の先にあるものは
「天安門事件以来」との報道が相次いでいるように、一党独裁体制で強度の情報・行動統制を全国民に強いている中国で、ここまで公然とデモ活動が広がっていることには驚きを禁じえません。
背景にあるのは、「ゼロコロナ政策」の継続とそれに対する不満。
何人かの中国に詳しい有識者が指摘している通り、世界経済が正常化へと向かう中、そこまでして習近平体制がゼロコロナ政策の継続に固執する理由は不可解です。
一つ言えることは、やはり独裁体制の脆弱性と恐ろしさ。
民主主義体制は時にもどかしく、遅々として進まない意思決定のデメリットが強調されがちで、それに対して独裁体制はスピーディで成果があがるのも早い。実際、コロナ初期は強権的な中国の手法が評価されていた時期もありました。
しかしながら、独裁体制は間違いを犯した時に、軌道修正するのが難しい。独裁者が突き進む限り、誰もその過ちを是正できない。
一方で民主主義はまわりくどくて面倒くさいけど、「みんなで決めて、みんなで責任を分かつ」ことによって致命的なエラーを防ぎ、またエラーが起きても軌道修正が(比較的)しやすいシステムになっているわけですね。
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