”クリニャンクールの蚤の市”という愛称で呼ばれる世界最大のアンティークショップが集合する観光名所“サン・トゥアンの蚤の市”でも、蚤の市内に店を構える人々が、蚤の市の歴史や、アンティークショップという持続可能に深く関わる職業の説明を。また、バスティーユ広場では、巨大マルシェが設置され、フードトラックやコンサート、パフォーマンスなども行われ、多くの人々が集った。

バスティーユ広場で行われた、パフォーマンス©️RStyle
そろそろクリスマスプレゼントを買い始める時期でもあり、アトリエを訪問した人々が、アクセサリーや食器などをクリスマス用に購入するケースも。一般人にとっては、今まであまり馴染みがなかった職人仕事の魅力がパリ&近郊に多く存在するのを発見できる機会。同時に、職人にとっては即売会的要素もあり大きな宣伝効果も得られた。

”エコロジー”をテーマに、作り手と消費者を距離が縮まる©️WeCanDoo34
”グラン・パリ”を訪れるパリジャンや観光客に、より幅広い好奇心を抱いてもらい、このエリアで活躍する職人やアーティストのノウハウの豊かさや創造性の素晴らしさに、強くフォーカス。行政と職人がタッグを組み、持続可能な職人・アーティスト仕事を啓蒙し、新たな観光スタイルを提案する、今の時代にふさわしいイベントだ。
Paris Local