カシミヤが高級素材な理由

(画像=『FUNDO』より引用)
カシミヤが様々な衣料品に活用できることは分かりましたが、なぜそこまで高級素材なのでしょうか?
そこには、ある理由が・・・。
カシミアヤギの毛は貴重
実はカシミヤは、1頭から約150g~250gほどしか取れません。
羊から採れるウールが1頭4,000gだといわれているので、その差はとても大きいことがわかります。
カシミアヤギは生息数も少ない
羊が約10億頭なのに対して、カシミアヤギは約8,000万頭しか存在していません。
カシミアヤギの頭数自体も羊の12分の1程度しかいないため、そもそも採れる毛の総量自体が羊と比べ物にならないほど少ないのです。
毛の採取にも手間がかかる
ウールはバリカンで刈り取ることができるのですが、カシミアは毛をくしでといてかき集めるため、手間の差もかなり大きいです。
しかも、良質な産毛は3歳~5歳の間でしか採れないため、簡単には増産できません。
カシミヤの値段は様々
ただ、カシミヤとは言っても値段は様々です。
毛の細さや長さ、白さなどを基準にした等級があり、それによって値段も決められています。
ホワイト、ライトグレー、ブラウンという毛色でも差が出ますが、1等級〜9等級までランク付けされていて、さらに細分化されています。
また、産地や毛色や毛量によっても格付けされるため、一概にすべて高級品なのかといえばそうとも限りません。