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コロンビアのコーヒーを知るための3つのポイント
コーヒー以外もあるある!サレントの魅力
コロンビアのコーヒーを知るための3つのポイント

もともとコロンビアは世界第1位のコーヒー豆の生産量でしたが、今はブラジル・ベトナムに続いて世界第3位になっています。
なぜコロンビアコーヒーはここまで有名になったのでしょうか?コロンビアコーヒーを知る上で面白いなと思ったポイントを、3つに絞ってお伝えしていきます。
1. コロンビアのコーヒーの始まり
コーヒーの起源はアフリカのエチオピアだと言われていますが、いつコロンビアにコーヒーが伝わったのでしょうか?
コロンビアにコーヒーが初上陸したのは、1730年頃にイエズス会の宣教師がヨーロッパから持ち込んだと言われています。この時代に中南米では、植民地化とグローバル化が進んだのでコーヒーもその一部だったのです。
そして、1835年に初めてコロンビア北部のククタという町から世界へ向けての輸出が始まりました。
コーヒー産業が次第に大きくなり、特に大きな輸出先であったアメリカへのブランディングとして、フアン・バルデスというキャラクターが作られて、今ではコロンビア産100%の証としてこのロゴが使われることになりました。

ちなみにこのおじさんはコロンビア人ではなく、キューバ人の俳優さんがモデルになっているそうです。
2. コロンビアはコーヒー栽培に気候がベストだった
コーヒーを生産するのに、コロンビアの気候はとてもよかったというのがここまでコロンビアコーヒーが質でも量でも有名になった大きな理由です。
- 山に囲まれたエリア
- 年間を通して湿度が高い
- 温度が変わらない
- 雨が多い
このような環境がコーヒー栽培に打ってつけだったのです。
日本の様に暑くなったり寒くなったりする四季のある国だと、こうはいきませんね。
3. 低賃金労働などの問題もあるのがコーヒーの裏側
ツアー中、ここで働くコロンビアの方が教えてくれたのは、コロンビアのコーヒー農園は中小企業ばかりで手作業中心だということです。
小さな農家さんがコロンビア全体で、約56万世帯・約300万人もの国民がコーヒーに関わるお仕事をしているそうです。このことから、大企業の資本が入って大量に作るのとは違うので生産量に限界がある。と教えてくれました。
さらに驚くほど低賃金で、労働も過酷で跡継ぎができない。などといった問題があるようです。稼げる仕事ではないため、アメリカなどに若者は出稼ぎにいってしまうのです。
興味深い記事を見つけたので、ここでシェアしておきます。
コーヒー以外もあるある!サレントの魅力

今回は訪れたコーヒー農園以外にも、サレントにはたくさんの魅力があります。これらを回るとしたら、3泊4日以上は必要でしょう。
珍しいワックスパームが見られるココラ渓谷 Valle del Cocora

ここでしか見られない不思議な風景が広がっています。
この木はワックスパームと呼ばれる木で、世界一高いとされる椰子の木です。そんな木がズラーと並んでいて幻想的な風景でした。
ガイドの方から聞いた話ですが、気候変動や住民がこの場所を農地にするという計画もあるらしく、この景色を見られるのを見られなくなるのもそう遠くはない未来かもしれません。

いつでもどこでもコーヒー三昧

サレントだけではなく、コロンビア中に言えますが、カフェがあちこちにあります。そしてどこのカフェも大体、とてもレベルが高いのです。

ぜひ、色々なカフェに行って、コロンビアのローカルコーヒーを楽しんでみてください。
ニジマス!! Truchaが絶品

山の多い地域では、清流が流れていて、ニジマスの養殖が盛んです。
レストランに行けば大体Truchaというメニューで大きく書かれているので、発見したらぜひ食べてみてください。お肉がホクホクで、私のおすすめはニンニクもりもりのTrucha al Ajillo(トゥルチャ アル アヒージョ)です。これを食べれば、間違いありません。