大好きなメキシコで旅を続けている私が今回お届けするのは、7色の色を持つと言われるほど綺麗なバカラル湖です。

ここではWorkawayというボランティアエクスチェンジができるウェブサイトで見つけた、ゲストハウスを運営しているメキシコ人×イタリア人カップルのホストさんの下で、1ヵ月半ほどお世話になることになりました。ローカルの人々と関わりながら旅をしたい人には、面白い旅の仕方だと思います。

話は少し逸れましたが、バカラルはとっても小さな村ですが、見所のたくさんある旅行者にとってはとても楽しい街で、最低1週間は滞在することをお勧めします。

では今回はこの美しいバカラルの見所をご紹介していきましょう。

目次

  1. セノーテ・アスール/Cenote Azul
  2. バカラル湖をカヤックで周遊
  3. セノーテ・コカリートス/Cenote Cocalitos
  4. バカラル要塞/Fuerte de San Felipe
  5. バカラルに行くなら雨季より乾季が絶対オススメ
  6. メキシコのバス会社のコロナ対策について
  7. 最後に

セノーテ・アスール/Cenote Azul

メキシコの世にも美しい7色の湖のあるバカラルの見どころ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

自転車で20分ほど位の場所にあるセノーテアスール。セノーテはスペイン語で泉。アスールは青と言う意味で、名前の通りダークブルーのセノーテでした。

ライフジャケットが借りられる場所や、大きなレストランも併設されていて、1日のんびり遊べるスポットでした。家族連れも多かったです。

セノーテに足を入れると、ドクターフィッシュが寄ってきて要らない皮膚を食べてくれますよ。

バカラル湖をカヤックで周遊

メキシコの世にも美しい7色の湖のあるバカラルの見どころ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

1日カヤックをレンタルして、バカラル湖をぐるりと1周しました。

途中では、中洲になっている島がありバードウォッチングができたり、海賊船をモチーフにした建物(本当はレストランを作る予定だったらしいが、政府の許可が下りずに途中で断念したと言う話を地元の人から聞きました。)が見れる観光スポットの一つも見る事ができました。

そしてこの海賊船を眺めながら、カヤックの上でローカルマーケットで買ってきたサンドイッチを昼食に。

そして1番のメインは、バカラル湖の南のほうの美しい色を持つエリア一帯へ。びっくりするほどブルーで、ただただとてもきれいな景色でした。

カヤックで下っていくと1つのレストランを発見して、桟橋にカヤックを停泊させてレストランでビールを飲む。という贅沢な時間を過ごせました。(写真の場所です。)

景色もめちゃくちゃ綺麗だし、レストランも居心地が良い場所でとてもオススメです。

セノーテ・コカリートス/Cenote Cocalitos

メキシコの世にも美しい7色の湖のあるバカラルの見どころ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

なんだか大きな岩のような不思議な形の物体があるなぁと思っていたら、これはStromatolite(ストロマトライト)という化石の様なものでめちゃくちゃ長い時をかけてここまで大きくなります。この歴史の深い岩の横で泳ぐことができます。

ストロマトライトとは?

"藍藻(シアノバクテリア)類の死骸と泥粒などによって作られる層状の構造をもつ岩石のことである。特に、内部の断面が層状になっているものを指す。":wikipediaより

一年に数ミリしか大きくならず、ここにあるものも実は数億年前のものかもしれません。世界的にもとても珍しいもので触ることはできません。こんな貴重なものがあるとは驚きでした。

メキシコの世にも美しい7色の湖のあるバカラルの見どころ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

そして、このセノーテ・コカリートスはInstagramでとても有名になった場所で、湖の水の上にハンモックやブランコが設置されています。

このハンモックに乗ると、なんとも今までに経験のしたことのない心地よいプカプカ感が味わえます!!!

レストランも併設されているので、ここで食事をしてのんびりすることも可能。

バカラル要塞/Fuerte de San Felipe

メキシコの世にも美しい7色の湖のあるバカラルの見どころ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

ユカタン半島の中でも、中世の時代にはヨーロッパやキューバなどからの貿易の中心地になっていたバカラルは、実はその金銀財宝を狙った海賊がやってきた場所と言うことでも有名。

海賊からの攻撃から守るためにこの分かれる要塞が作られたのだとか。侵入を防ぐためのお堀は正に日本のお城みたいです。

メキシコの世にも美しい7色の湖のあるバカラルの見どころ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

現在はバカラルやマヤの人々の歴史や、海賊の物語などを紹介する美術館として一般公開されています。

海賊船の模型や、当時本当に実在した海賊のプロフィールが書かれている展示もあって、彼らの悪行がここで歴史を超えて展示物となっている部分は少しシュールだなと思いました。

バカラルに行くなら雨季より乾季が絶対オススメ

メキシコの世にも美しい7色の湖のあるバカラルの見どころ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

この記事を書いている2020年11月初旬の現在は雨季の終わりがけ。

今年はハリケーンがとても多く、毎週のようにユカタン半島を大なり小なりハリケーンが通過していきます。

この時期のバカラルを含むユカタン半島のジャングル地帯はとっても湿気が多く、ほぼ毎日のように雨が降っています。服もなんだかしっかり乾かず、晴れ間を狙って干しては突然雨が降ってきて。の繰り返しです。

お出かけをするにも、必ず午後から雨が降るので旅行をするなら乾季に来ることを強くお勧めします。

6月~10月は雨が多いですが、2~4月頃が降水量も少なく一番旅行しやすい時期です。

メキシコのバス会社のコロナ対策について

メキシコの世にも美しい7色の湖のあるバカラルの見どころ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

私が使ったのはADOというメキシコ全土で運行している一等バスで、コロナ対策もかなりしっかりしていました。

バスターミナルに入る前には必ず検温と手の消毒は徹底していましたし、乗車する前には人が全員降りて、消毒液を車内に吹きかけて(リュックの様なものを背負って、防護服を着て、かなり本格的な見た目でした)、しっかりと消毒液が行き渡るように数十分閉め切っていました。

更に、乗車してみるとシートのひとつひとつにシールド(画像参照)が用意されていて、少しですが飛沫感染を防ぐ企業努力が感じられました。

乗車率も3割程度と、隣に知らない人が座ることもなく安心して旅をすることができました。

最後に

メキシコの世にも美しい7色の湖のあるバカラルの見どころ
(画像=『たびこふれ』より 引用)

メキシコもまだまだコロナの影響で、旅行者はどこに行ってもあまりいません。写真は、バカラルからバスで3時間ほどの場所にあるマヤ遺跡のMuyil遺跡ですが、私たち以外誰もいませんでした。

逆にこういう状況だからこそ、普段は人が多くて行くのを躊躇っていたような有名な遺跡や観光名所に足を運んでみるのも、いい機会ではないでしょうか。

有名なチチェンイッツァ遺跡やテオティワカン遺跡も、一日の人数制限を設けたりしています。少ない人数で、自分のペースで見ることができるチャンスでもあるかなとポジティブに考えています。

しっかりと感染予防にも気を配りつつ、長期旅行を楽しみます!

文・写真・Ai Nishino/提供元・たびこふれ

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