目次
水面に浮かぶカナルハウス
数々の映画の舞台になったマヘレの跳ね橋
水面に浮かぶカナルハウス

ダムラックから東へ2分ほど歩を進めると、カナルハウスが運河に接するもう一つのポイントがあります。二本の運河がY字に交わっているため、間に建つカナルハウスが島のように見えます。
二本の運河はここから幅5mほどに狭まり、小さなボートがミニチュアのような橋をくぐって水辺を行き交います。この長閑な風景は、カフェのテラス席でゆっくり堪能することができます。

撮影スポットを南側のアルム橋(Armbrug)に移すと、小さな運河の入口と、1887年建造のローマ・カトリック教会、聖ニコラス教会 (Basiliek van de Heilige Nicolaas) のドームが見えます。
奇しくも傍には、17世紀に弾圧されたカトリックたちの「屋根裏の秘密の教会」が保存されています。現在はアムステルクリング博物館 (Museum Ons Lieve Heer op Solder) として公開され当時のミサの様子を伝えています。
撮影スポット
- アルム橋(Armbrug)
- アクセス:アムステルダム中央駅より徒歩3分
数々の映画の舞台になったマヘレの跳ね橋

アムステルダムの名前の由来になったアムステル川は、南東部より街に流れ入り、運河と交わってアイ湾に注ぎます。マヘレの跳ね橋(Magere Brug)はアムステル川に架かる、アムステルダムで最も有名な橋です。
1671年の建造後、何度か改築工事を行い、現在の橋は1934年に架けられました。アムステルダムで唯一の木造の跳ね橋で、1994年までは橋の開け閉めをする係りが常駐していました。

マヘレの跳ね橋は、写真撮影に関わらず、私がよく足を運ぶ場所です。細々と入り組んだアムステルダムの街に囲まれていると、大きく広々としたアムステル川の眺めは、とても清々しく感じられます。また、尊敬する画家ゴッホが、この橋を懐かしんで『アルルの跳ね橋』を描いたと知り、親しみがわくようになりました。

マヘレの跳ね橋は、夜毎に1,800の電球でライトアップされ、川面にさざめく街の明かりとともに美しい光景を織り成します。
撮影スポットのブラウ橋 (Blauwbrug) は、ワーテルローの蚤の市 (Waterloopleinmarkt) やオペラハウス (Nationale Opera & Ballet) のすぐ傍にあります。パリのセーヌ川に架かるアレクサンドル3世橋を模したブラウ橋は、オランダの国家遺産に登録されています。マヘレの跳ね橋を撮影した後にぜひ、ブラウ橋の豪華な装飾を鑑賞してみてください。
撮影スポット
ブラウ橋(Blauwbrug)
アクセス:アムステルダム中央駅よりトラム14番Waterlooplein下車徒歩1分