アムステルダムの歴史と風景は、アムステル川やアイ湾、街中に張り巡らされた運河なしには語れません。水面に映える愛らしい街並みは、訪れる人々を魅了します。アムステルダムの水辺の風景を、美しく撮影できるスポットを、周辺の観光地と併せてご紹介します。
最も有名なあのスポット!

アムステルダムには100km以上の運河が張り巡らされ、1,500の橋があります。400年の歴史を誇る環状運河地区は、2010年に世界遺産に登録されました。
プリンセン運河(Prinsengracht)とブローウェルス運河(Brouwersgracht)の交差点は、ガイドブックやパンフレットに最もよく登場する風景のひとつです。石橋のたもとにレンガ造りの家々がひしめき、多彩な造形のファサードが目を楽しませてくれます。
写真中央に見える階段状破風の建物は、1642年から続く老舗カフェ『Papeneiland』です。2011年にはビル・クリントン元大統領が来店し、アップルパイを注文したという折り紙つきの名店です。
宗教改革によりカトリックの礼拝が禁じられた時代には『Papeneiland』の一角に、秘密の教会に続くトンネルがありました。現在も店内にはトンネル入口の跡が残されています。
撮影スポット
- パピーアモーレン橋(Papiermolensluis)
- アクセス:アムステルダム中央駅より徒歩12分
水辺に臨むカナルハウス

ダムラック(Damrak)もまた、アムステルダムの風景の代名詞となっています。アムステルダム中央駅から徒歩3分の場所にあり、周辺は運河クルーズの発着所になっています。
ダムラックに並ぶカナルハウスは、運河と接していることが最大の魅力です。アムステルダムの市街地では、カナルハウスのほとんどが道路に面しているので、どうしても駐車中の車が写りこんでしまいます。ダムラックの水辺では、車や通行人を気にすることなく幻想的な写真を撮影できます。



南側に向かって撮影すると、アムステルダム最古の建物として知られ、レンブラントの妻サスキアが埋葬されている旧教会 (De Oude Kerk) の塔や、オランダ近代建築の父H.P.ベラルーヘの設計による旧証券取引所 (Beurs van Berlage) を写真に収められます。
撮影スポット
ダムラック(Damrak)
アクセス:アムステルダム中央駅より徒歩3分