オアハカに滞在し始めて早3か月が経とうとしています。それでも、まだまだ行けてない面白そうな村などがあって、未だに見る事ができていないものも多いくらい見どころが多い町です。
そんなオアハカですが、私が特に皆さんご紹介したいのが古くは紀元前500頃から作られ始めた、遺跡の数々。
ここオアハカには、先住民族であるサポテコ民族が作り上げた大きな遺跡が数多く存在します。その後ミステコ族に支配が移り、1500年代に来たスペイン人の支配が始まる頃にも、今となっては遺跡になっている場所に人々が暮らしを営んでいたという文献もあります。
特にオアハカエリアで有名なのは、ユネスコの世界遺産にも登録されているモンテアルバン遺跡ですが、その他にも私の訪れたユニークで歴史ロマンが詰まったオアハカの遺跡たちをご紹介します。
目次
オアハカは遺跡と世界遺産の宝庫
巨大な世界遺産の「モンテアルバン遺跡」
オアハカは遺跡と世界遺産の宝庫

ユカタン半島やグアテマラ・ベリーズに大きく広がるマヤ遺跡や、メキシコシティーエリアのティオティワカン族の作った超巨大遺跡であるティオティワカン遺跡辺りが、日本でもよく知られるメキシコの遺跡かと思います。
オアハカエリアにも大きいものから小さいものまで、数々の遺跡が存在します。
ティオティワカンとも交流があった、オアハカエリアにあるサポテコ民族の作った遺跡は、
- ユネスコの世界遺産である巨大な「モンテアルバン遺跡」。
- 細やかな石の細工がとても見事な「ミトラ遺跡」。
- 巨大な競技場を持ち、迷路のような壁が連なる「ヤグル遺跡」。
今回は私が訪れたこの魅力溢れる、3つの遺跡を紹介していきます。
巨大な世界遺産の「モンテアルバン遺跡」

オアハカに訪れるたくさんの観光客が足を運ぶ、ユネスコの世界遺産に登録されたモンテアルバン遺跡。オアハカ市内からのアクセスも良く、モンテアルバン遺跡や近くの村を巡るツアーもたくさん開催されています。
天文学に精通していたサポテコ民族ならではの天文台や、1500年という長い月日をかけて少しずつ増築された建物があります。そして特に見所なのは、踊る人々と名付けられた石彫の数々です。

実際には踊っている姿を彫られているわけではなく、捕らえられた捕虜の姿を描いて、サポテコ民族の力の強さを表したとされています。
チケットブースの横には小さな美術館も併設されていて、遺跡からの出土品などが飾られていました。モンテアルバン遺跡の敷地はかなり大きく、ゆっくり見ていると数時間はかかります。お昼になると太陽がガンガンに照りつけるので、なるべく朝早くに行くのがオススメです。水を持っていくのもお忘れなく。
モンテアルバン遺跡
- 時間:8時~16時30分
- 入場料:75ペソ(カメラ持ち込み:45ペソ)