「アルベロベッロ」といえば...白い壁にとんがり屋根♪ そんなおとぎ話に出てきそうな可愛らしいお家が特徴の南イタリアの人気観光スポットです。 昼間のイメージが強いアルベロベッロ。 しかし...!!!! 今回は昼間とは雰囲気の違う夜のアルベロベッロをご紹介します♪

目次
アルベロベッロってどこにあるの?
とんがり屋根が物語るアルベロベッロの歴史

アルベロベッロってどこにあるの?

アルベロベッロは、南イタリア、ちょうどイタリア半島の"ブーツのかかと"にあります。 正確には、イタリア南部プーリア州。人口1万人ほどの村です。 この地区はとんがり屋根を持つ可愛らしいお家が特徴で「トゥルッリ」と呼ばれています(単数形は"トゥルッロ")。 なんとトゥルッリの数は1000以上も存在します!現在も実際にこのトゥルッリに住んでいる方がいらっしゃいますよ♪ そんなアルベロベッロは独自の建築とその景観が認められ、1996年ユネスコの世界文化遺産に登録されました。

とんがり屋根が物語るアルベロベッロの歴史

では、なぜこのような可愛らしいお家が並んでいるのか? このとんがり屋根のお家、ただデザインセンスがあるお洒落なお家ではないんです。 実は、重い税金から逃れるための知恵だったのです。 家があるということは、不動産税を払わないといけないということです。しかし、建物が倒壊していれば税金を払う必要はなくなります。 そこで、当時アルベロベッロを支配していた伯爵は思いつきました。 なんと「すぐ解体できるようにしておけ!」と人々に指示し、役人が税を徴収しに来た際には解体し、「ほら見てみなさい、これは家ではないでしょ?」と税を逃れていたのです。なんて悪知恵なんでしょう? その為にトゥルッリの屋根はモルタルは一切使用せず、平たい石を何枚も積み重ね、このデザインになっていったと言われています。