第16位:ガンバ大阪(勝ち点28)

攻撃力:★★★☆☆
守備力:★★☆☆☆
選手の士気:★★☆☆☆
残留争い経験値:★★★☆☆
勝負強さ:★★☆☆☆

リーグ戦残り試合(6試合)

  • 9月10日:FC東京(H)
  • 9月18日:ヴィッセル神戸(A)
  • 10月1日:柏レイソル(H)
  • 10月8日:横浜Fマリノス(A)
  • 10月29日:ジュビロ磐田(H)
  • 11月5日:鹿島アントラーズ(A)

現在16位に位置するガンバ大阪の残留難易度は高いと考える。残り6試合と他のクラブに比べて試合数が少ない点はデメリットになるだろう。どれも落とすことのできないプレッシャーに苛まれることになった。ただ、下位同士の直接対決も残されており、ここでの試合を制すれば残留の可能性は劇的に上がることになる。

気になる点は2点。まずはホーム戦での勝負弱さが目立つことだ。あれだけの魅力的なスタジアムやサポーターの恩恵を受けながら、それらを無下にしているのが現状だ。また片野坂知宏氏に代わり指揮することになった松田浩監督には戦術的柔軟性が欠如している。9月3日に行われたサガン鳥栖戦では劣勢になりながらも4-4-2のフォーメーションを頑なに変えず攻勢に出なかった点や左サイドの守備に修正を加えられなかった。露呈した勝負弱さは今後の残留争いを繰り広げる中で影響しなければいいのだが…。

ヴィッセル神戸 MFアンドレス・イニエスタ 写真:Getty Images

第17位:ヴィッセル神戸(勝ち点24)

攻撃力:★☆☆☆☆
守備力:★★☆☆☆
選手の士気:★☆☆☆☆
残留争い経験値:★★★☆☆
勝負強さ:★★☆☆☆

リーグ戦残り試合(8試合)

  • 9月10日:名古屋グランパス(H)
  • 9月14日:FC東京(H)
  • 9月18日:ガンバ大阪(H)
  • 10月1日:アビスパ福岡(A)
  • 10月8日:サンフレッチェ広島(H)
  • 10月12日:湘南ベルマーレ(H)
  • 10月29日:川崎フロンターレ(A)
  • 11月5日:横浜Fマリノス(H)

カップ戦残り試合(1試合)

  • 9月7日:鹿島アントラーズ(H)※天皇杯

Jリーグクラブで最も人件費が高いとされるヴィッセル神戸だが、積み上げた投資効果は期待していた方向とは真逆へ進行している。現在勝ち点24の17位に位置している。アジア・チャンピオンズリーグは敗退、残すところリーグ戦と天皇杯に戦いの舞台は絞られた。

残試合数は8試合と残留のチャンスはあるものの、大型外国人選手の不在や、二転三転する監督人事によって選手たちのモチベーションは低いように見受けられる。1つ1つのプレーが決して丁寧とは言えず、危機感を持たずにプレーしている印象だ。

ただ唯一の望みはホーム戦を多く残していること。残された6試合ものホーム戦が勝利以外の結果では本当に「J2」の2文字が現れることになるだろう。特に9月18日に行われるガンバ大阪戦は勝利を求める激戦になることが予想される。


ジュビロ磐田 FW金子翔太 写真:Getty Images