レオ・セアラ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグの横浜F・マリノスに所属するブラジル人FWレオ・セアラ(27)は、中東クラブへの移籍がほぼ確実となったようだ。22日、サウジアラビア紙『アルビラッド』が伝えている。

 レオ・セアラは昨年1月に横浜F・マリノスへ加入すると、昨季はJ1リーグ27試合の出場で10ゴールをマーク。今季もここまでリーグ戦ほぼ全試合の出場で10得点をあげていたほか、今月18日のAFCチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦のヴィッセル神戸戦でも先発出場していた。

 そんなレオ・セアラの去就については、ブラジルメディア『BOLA VIP』が先月に「ブラジル2部のクルゼイロがレオ・セアラ獲得を目指しており、代理人にコンタクトをとった。ただ本人は横浜F・マリノスで満足しており、契約更新の可能性がある」と報道。

 これにくわえて、横浜F・マリノスと同選手の契約期間が2023シーズン終了後までであると伝えていた。

 しかし『アルビラッド』の報道によると、サウジアラビア2部のアル・アハリが21日までにレオ・セアラの獲得交渉を完了したとのこと。移籍金や契約年数については明らかになっていないが、まもなく選手サイドと正式にサインを交わすという。

 なおアル・アハリはサウジアラビア国内屈指のビッグクラブであり、2015/16シーズンには国内3冠を達成。しかし2021/22シーズンは開幕から5試合つづけて引き分けるなど、序盤から苦戦。残留争いに巻き込まれると、1部残留圏内の13位アル・バーティンからわずか1ポイント差の15位に終わり、来季2部降格が決定。すでに元ヴィッセル神戸DFダンクレー(30)をはじめ複数選手が退団している。

 横浜F・マリノスは今夏の移籍ウィンドウで、ポルトガル2部モレイレンセから元U17ブラジル代表FWヤン・マテウス(23)を獲得。ブラジル人選手6名を抱えるなど盤石な体制を敷いていただけに、レオ・セアラの退団は痛手となりそうだ。