現在、ベルギー北部・アントウェルペンにあるSchoonselhof墓地周辺で、「ミステリークレイフィッシュ」というザリガニが大量発生しています。

このザリガニは、自己増殖(セルフクローニング)で繁殖するため、子孫を残すのに交尾を必要としません。

本来、自然下には存在せず、人によって実験的に作り出された生物と言われています。

野生での繁殖を止めるのはほぼ不可能で、ベルギー現地の生態系も危険にさらされているとのことです。

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驚異の”クローン増殖”、生まれる個体はすべてメス

驚異の”クローン増殖”、生まれる個体はすべてメス

専門家によると、ミステリークレイフィッシュは、1990年代にドイツのペット商によって人工的に生み出された動物です。

公式記録では1995年にドイツで取引されたのが最初であり、フランクフルトで開催された動物売買のフェアで出品されていたといいます。

正体不明のミステリアスさが愛好家の間で人気を集め、ヨーロッパ各地へと広がっていきました。すでに日本の水域でも発見が確認されています。

駆除不可能!? 人工「クローン増殖ザリガニ」がベルギーで大量発生中
(画像=すべてメスで遺伝子もまったく同じ / Credit: dailymail,『ナゾロジー』より 引用)

最大の特徴は、単為生殖で増え続けることです。

生後およそ250日で性的に成熟し、交尾なしで大量の卵を産みます。最も近縁とされるアメリカ原産の「スロウザリガニ」の産卵数が平均130個であるのに対し、ミステリークレイフィッシュは平均730個に達します。

生まれる個体はすべてメスであり、遺伝子的にもまったく同じです。