怪物ストライカー、アルナウトビッチのマンU加入は最適なのか
(画像=ボローニャ FWマルコ・アルナウトビッチ 写真:Getty Images、『Football Tribe Japan』より 引用)

怪物ストライカーのプレミアリーグ復帰が近づいてる。しかも復帰先はマンチェスター・ユナイテッドだ。ユナイテッドは現在セリエAのボローニャに所属しているオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチ獲得に向け、動向を探っているという。

ユナイテッドは昨2021/22シーズン、リーグ戦57ゴールを記録したが、その内31%のゴールを叩き出したのがポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだ。そのロナウドがオールド・トラッフォード(ユナイテッド本拠地)を去るのではないかと連日のように報じられている。

攻撃陣の刷新の1つの案として、ユナイテッドはアヤックス・アムステルダムのウィンガーであるブラジル代表FWアントニー・マテウスの獲得に熱心だった。しかしアヤックスが提示した8000万ユーロ(約110億円)の金額を拒み、アルナウトビッチ獲得に方向を変えようとしている。果たしてアルナウトビッチ加入となれば、ユナイテッドの攻撃陣は強力になるのだろうか。

怪物ストライカー、アルナウトビッチのマンU加入は最適なのか
(画像=ボローニャ FWマルコ・アルナウトビッチ 写真:Getty Images、『Football Tribe Japan』より 引用)

アルナウトビッチとユナイテッドの現状

すでに33歳のアルナウトビッチは、かつてストーク・シティ(2013-2017)やウェストハム・ユナイテッド(2017-2019)でプレー。イングランドを離れてもう3年が経とうとしている。

2022/23シーズンからのユナイテッドの新指揮官であるエリック・テン・ハフ監督とはトゥウェンテ時代(2006-2010)に共に戦ったこともあるアルナウトビッチ。昨2021/22シーズンセリエAでは14ゴールを決めるなどユナイテッドでの活躍も予感させる状況にある。さらには同じく強豪ユベントスも獲得に関心を寄せている。

一方、ユナイテッドは今まさに前線での有力者を必要としている。8月7日に行われたプレミアリーグ開幕節ブライトン戦では、MFクリスティアン・エリクセンが偽9番として起用されるほどに切羽詰まっていた。アルナウトビッチ加入は本当にユナイテッドにとって有効な手段なのかどうか、昨2021/22シーズンのデータで見てみよう。