グレートバリアリーフのサンゴ被覆面積が増えつつあることは以前書いたが、最新のデータでは、更にサンゴの被覆は拡大して観測史上最大を更新した

IPCC報告の論点60:グレートバリアリーフは更に拡大中
(画像=図 サンゴ礁におけるサンゴの被覆率の推移、『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

観測方法については野北教授の分かり易い説明がある。

「この素晴らしい結果は、多くの科学機関がサンゴ礁の状態について国民を欺いてきたことの証明である」と、同報告をまとめたピーター・リッド博士は述べている。

同報告に引用されている論文にあるように、かつて、「サンゴ礁は危機的な状態にあり、サンゴの被覆は2022年までに5%から10%まで低下する」と予言された。この論文は多く引用された:

IPCC報告の論点60:グレートバリアリーフは更に拡大中
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

だがこのような不吉な予言が全く外れたことを明白に示す証拠が提示された訳だ。

文・杉山 大志/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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