
10位:アビスパ福岡
- 23試合6勝9分8敗
- 勝ち点27
- 評価「まずまずです」
6月・7月の7試合は2勝2分3敗。4月・5月の2か月間と同じく白星より黒星が1つ多い状況ではあるが、ノルマである残留のためには十分なペースで勝ち点を稼いでいるアビスパ福岡。夏の移籍市場ではFWジョン・マリ、MF平塚悠知を獲得し補強を進めた。選手やスタッフに新型コロナウイルスの感染者が複数出ている影響は否めないが、大きな連敗さえしなければ来季もJ1で戦えるはずだ。

11位:京都サンガ
- 23試合6勝8分9敗
- 勝ち点26
- 評価「まずまずです」
6月・7月の7試合は1勝3分3敗。エース、FWピーター・ウタカが得点を取れなくなったと同時に成績も降下した京都サンガ。それでも粘り強く勝ち点を得ており、さらに即戦力としてMFアラン・カリウス(アル・アダラー/サウジアラビア)の加入内定を発表している。昇格組の最大の目標である「残留」を果たす可能性は高い。

12位:名古屋グランパス
- 22試合6勝8分8敗
- 勝ち点26
- 評価「まずまずです」
6月・7月の6試合は1勝3分2敗。リーグワースト2位タイの18得点と、得点力不足は深刻な名古屋グランパス。打破するためにFW永井謙佑をFC東京から完全移籍で獲得したが、抜群のスピードを持つ反面今季は20試合で無得点と、個としての得点力には不安が残る。絶対的な軸であるMFマテウス・カストロのマークを分散させつつ、周囲との連携でチーム全体の得点数を増やせるか。

13位:湘南ベルマーレ
- 23試合6勝7分10敗
- 勝ち点25
- 評価「大変よくできました」
6月・7月の7試合は3勝3分1敗。5月末の時点では17位と降格圏に位置していたが、順位を上げることに成功した湘南ベルマーレ。攻守両面に要因があるが、特に7試合でわずか2失点と守備の安定は目覚ましい。この夏にサガン鳥栖から完全移籍で獲得したMF中野嘉大、名古屋グランパスから期限付き移籍で獲得したMF阿部浩之がすでに出場機会を得ており、終盤戦に勢いをもたらす可能性を秘める。

14位:北海道コンサドーレ札幌
- 23試合5勝10分8敗
- 勝ち点25
- 評価「今後に期待です」
6月・7月の7試合は1勝2分4敗。5月終了時点では五分の成績だったが、負けが増えるとともに順位を下げている北海道コンサドーレ札幌。大きな問題がリーグ最多失点の守備面だ。得失点差でもリーグワーストであり、今後の成績次第では降格圏もちらつくことに。後半アディショナルタイムに追い付いた第23節の名古屋グランパス戦のように、後手を踏んだとしても諦めない姿勢を貫きたい。