明治安田生命J1リーグ・ヴィッセル神戸所属の元U20ブラジル代表FWリンコン（21）に、今夏母国復帰の可能性があるようだ。
リンコンは昨年1月にブラジル1部のCRフラメンゴからヴィッセル神戸へ完全移籍。来日1年目の昨季は左ハムストリング肉離れによる戦線離脱もあり、リーグ戦13試合の出場で1ゴールという結果に終わっていた。
そして今季は三浦淳寛元監督のもとでリーグ戦5試合中3試合にスタメン出場。しかしミゲル・アンヘル・ロティーナ前監督や吉田孝行監督のもとでは出場機会に恵まれておらず、5月25日のJ1リーグ第15節・ジュビロ磐田戦を最後にリーグ戦ではプレーしていない。
その中、ブラジル2部クルゼイロの移籍情報を専門に扱うサムエル氏が29日、自身のツイッターアカウントを更新。「クルゼイロがヴィッセル神戸所属のリンコン獲得へオファーを提示した。買い取りオプション付きのレンタル移籍で交渉している」と報じた。
またブラジル紙『O DIA』のジャーナリストも、自身のツイッターアカウントで「クルゼイロはヴィッセル神戸からリンコンを無償でレンタルし、120万ドル（約1億6000万円）で同選手の（保有権の）50％を買い取るというオプション付きでオファーを提示した」と投稿。
くわえて、ヴィッセル神戸がリンコン獲得の際、CRフラメンゴに対して移籍金300万ドル（当時約3億3000万円）を支払ったこともあわせて伝えている。
なおブラジルメディア『UOL』は昨年1月、ヴィッセル神戸とリンコンの契約について「年俸80万ドル（約8300万円）による3年契約、2年の契約期間延長オプション付き」と伝えている。ヴィッセル神戸がすでにKリーグ1（韓国1部）仁川ユナイテッドからモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャ（30）を獲得しているだけに、リンコンの去就に注目が集まる。
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