上場企業は、業績や社会的背景から、株価に大きな影響を与える。今回は、近年大きな変化があった3社をピックアップし、それぞれの背景や動向を詳しく解説する。

サイゼリア営業赤字でも最終黒字に!一体なぜ?

低価格のイタリアンレストランを経営するサイゼリヤが発表した2022年8月中間期の連結決算は、営業赤字だったものの、最終黒字が50億円となった。本業は赤字なのに黒字を確保できた背景には、コロナ禍特有の「75億円」の収益の存在があった。

同社の損益計算書を見ると、経常、最終損益の黒字化に貢献した最も大きな要素は、営業外収益に計上される「補助金収入」だった。これは新型コロナウイルス感染症が全国的に拡大する中、政府や各自治体の時短営業の要請に応じた際に支給された「協力金」を指す。

【関連記事】サイゼリヤ、謎の「本業以外」の収益源!最終黒字50億円の理由(2022/05/03公開)

メルカリ株価が暴落!その理由は?

フリマアプリ国内最大手「メルカリ」の株価が、約半年で最高値から半値以下に落ち込んでいる。2021年はコロナ禍の巣ごもり需要でアプリの利用者が増えて株価が好調だったが、2022年に入り株価が急落しているのだ。暴落の理由や株価・業績の推移、6月に東証プライム市場に移行した背景を見る。

【関連記事】メルカリ株価、最高値から7割下落!暴落・赤字の理由は?(2022/06/26公開)

ソフトバンクグループの株価下落が止まらない

孫正義氏率いるソフトバンクグループ(SBG)の株価下落が止まらない。2021年2〜4月 は1万円を超えたこともあったが、今や5,000円前後と半値まで落ちた。なぜSBGの株価はここまで下落したのだろうか。

結論からいえば、アリババグループの株価が大きく下がったことが、ソフトバンクグループの株価下落を招いた。アリババグループの株価は、2021年3月に200香港ドル台前半で推移していたが、現在は100香港ドル前後まで下落している。

株式投資家が時価純資産の半分近くを占めるアリババグループの株価が大幅に下落したことを嫌気したため、ソフトバンクグループの株価も下落した。

【関連記事】ソフトバンクグループの株価下落が止まらない...一体なぜ?(2022/04/01公開)

大手企業だからといって安心はできない

今まで順調に推移していた企業も、ものの数ヶ月で業績や株価が転落してしまうことは珍しくない。転職や株式投資などで企業分析をする際は、中長期的な動向を注視し、企業の立ち位置や経営戦略なども含めて見ていくと良いだろう。

文・MONEY TIMES編集部

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