今月10日の外国人観光客受け入れ開始後、日本各地で約2年ぶりに外国人観光客を迎え入れる様子が報道されています。

22日には香港から初の日本ツアー客が来日し、東京、北海道を巡る周遊ツアーが催行されています。

ただし新型コロナウイルス以前多くを占めていた東アジアでは、世界と比較しても、中国を筆頭として隔離等の措置が厳しい現状が続いています。

各国の渡航制限の動向について、G7および世界で特に直近で動きがあった国を中心に簡単にまとめていきます。

目次
東アジア:日本、韓国で緩和も範囲は限定的
東南アジア:タイ、ワクチン未接種でも検査・隔離撤廃

東アジア:日本、韓国で緩和も範囲は限定的

まずは、日本も含めた東アジアでの渡航制限を見ていきます。

日本では6月10日から入国時の検査を一部の国で撤廃し、一部安全と認められた「青」の98ヵ国ではワクチン未接種者も含め入国後の自主隔離も不要となりました。

観光庁によると、観光目的での入国に必要な「観光ビザ」の発給が開始されて1週間の6月17日時点で、300人以上の外国人が申請を行ったとしています。

しかし訪日観光客を受け入れるにあたってガイドラインの存在があり、これがボトルネックになっているのが現状です。

現在許可されているのは添乗員がフルエスコートする管理型のパッケージツアーのみであったり、旅行業者は入国者健康確認システム(ERFS)へのツアー参加者の登録・申請が必須になっていたりなど、旅行業者、旅行者の間では対応に戸惑う声も聞かれます。

一方韓国では6月8日から、ワクチン未接種者を含め全ての入国者に対して、入国後の隔離義務が解除されました。

ただし陰性証明や入国後のPCR検査、抗原検査はワクチン接種に関わらず義務付けられたままとなっています。

また中国、台湾、香港ではPCR検査が求められるケースや、ワクチン未接種では入国を認めないなどの制限が残っています。

東南アジア:タイ、ワクチン未接種でも検査・隔離撤廃

タイでは6月1日から、ワクチン接種のいかんにかかわらず入国後の検査と隔離が撤廃されました。

タイ到着時に15日間の観光滞在目的で申請できる「オンアライバル・ビザ」の発給も開始しています。ただし21ヵ国に限定されており、日本も対象外です。

6月23日からは、マスクの着用義務も撤廃され任意となりました。

シンガポールでは、4月からワクチン接種を完了すれば入国時の検査が撤廃されています。

インドではPCR検査で陰性が証明されれば、原則として入国時の隔離が撤廃されます。

ワクチン接種済みであれば100ヵ国を対象にPCR検査も免除となりますが、現時点で日本は対象国ではありません。

東南アジアの主要国で日本に入国する際の渡航制限の対象として「黄」国に指定されたのはベトナム、インドなどとなっています。