名古屋、ジョーのCAS判決で声明「肯定的に受け入れる」賠償金は3.5億円か
(画像=ジョー 写真:Getty Images,『Football Tribe Japan』より 引用)

 明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスは24日、「ジョー選手に関するCAS(スポーツ仲裁裁判所)の裁定について」と題した声明を発表した。

 ジョーは2020年4月に名古屋グランパスとの契約を残しているにもかかわらず無断でブラジルへ帰国し、コリンチャンスと契約を締結。名古屋グランパスが契約不履行を理由に国際サッカー連盟(FIFA)に提訴していた。

 この契約不履行に関する訴訟問題では、FIFAがジョーとコリンチャンスに対して名古屋グランパスに340万ドル(約4億5900万円)の賠償金を支払うよう命じていたが、両者は昨年3月にスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ上訴していた。

 ブラジルメディア『グローボ』は今月17日、CASがジョーとコリンチャンスからの要求を一部受け入れた上で、名古屋グランパスに対して260万ドル(約3億5000万円)の賠償金を支払うよう命じたと報道。両者ともにこの判決を受け入れるとみられている。

 その中、名古屋グランパスはこのCASの判決に対して「名古屋グランパスは、2022年6月15日にCAS(スポーツ仲裁裁判所/スイス・ローザンヌ)が、ジョー選手(ブラジル国籍)とコリンチャンス(ブラジル国)に対して下した裁定を肯定的に受け入れます」

 「この決定は、ジョー選手の契約違反にあたって、クラブがジョー選手との雇用契約を解除する正当な理由があり、ジョー選手およびコリンチャンスが支払うべき契約解除金を認定したものです。今回の裁定により、クラブの公正さが立証され日本サッカー界の信望が守られたことを肯定的に受け止め、この裁定に関わった全ての関係機関・関係者の皆さまに感謝を申し上げます」と声明を発表している。

 なお、賠償金の支払い期限は判決が出た日から45日後に設定されたとのこと。45日以内に支払いが完了しない場合には、FIFAがコリンチャンスに対して補強禁止処分を科す可能性があるようだ。

提供元・Football Tribe Japan

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