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ミイラの正体は?
ミイラの正体は?
そこで同博物館は、イスラエル・ランバム病院の放射線学会長にして、ジョージ・ワシントン大学の准教授も務めるマーシャ・ジャビット博士に協力を依頼。6月29日に、ランバム病院にて石棺のコンピューター断層撮影を実施しました。

その結果、長さ45センチのオシリス型石棺には、穀物と泥のミイラが入っていたことが分かったのです。
ヒレル氏によると、「穀物ミイラはオシリス神を祀る祭りの中でよく作られたもので、穀物を泥や粘土と混ぜて固めており、これを水に浸すと穀物が新たに発芽します。これが生と死のサイクルを司るオシリスを表したのです」と説明します。

一方で、長さ25センチほどのホルス型石棺には、ハヤブサらしき鳥のミイラが納められていました。
長い年月が経過しているせいで乾燥が激しく、組織がビーフジャーキーのように硬くなっていたそうです。骨の中の骨髄も乾燥しきっており、一部の骨以外はほとんど残っていませんでした。
また、首の骨折も確認されましたが、これは極度の皮膚乾燥のせいで、死後に折れたものとのことです。各臓器の欠如も見られましたが、心臓は残っていました。

両ミイラについては現在も調査が続いていますが、同博物館は今後、2体のミイラをメインに据えた展示の開催を計画しているとのことです。
提供元・ナゾロジー
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