目次
【東欧】ロシア、新型コロナウイルスワクチン2種を製造中止
・ロシア 新型コロナワクチン、2種類を製造中止
【中東】感染者減少、入国規制は相次ぎ撤廃
・トルコ 屋内外でのマスク着用義務、公共交通機関と医療機関を除き解除
・サウジアラビア コロナ対策アプリに不具合発生
・UAE(アラブ首長国連邦) ワクチン2回接種で入国可能、積極的に海外客受け入れ
【東欧】ロシア、新型コロナウイルスワクチン2種を製造中止
東欧では、ロシアが一部の新型コロナウイルスワクチンの生産を中止することが分かりました。
ロシア 新型コロナワクチン、2種類を製造中止
5月20日にモスクワで開催された医療・保険関係会議で、ロシアで製造される新型コロナワクチンのうち、ペプチドワクチンのエピワクコロナと、不活化ワクチンのコビワクが生産中止になったことが分かりました。
ロシア国内での需要減少が理由で、特に地方部からは、世界初の新型コロナウイルスワクチンとして同国で登録されたスプートニクV以外の発注が途絶えているとしています。
【中東】感染者減少、入国規制は相次ぎ撤廃
中東各国では、ワクチンのブースター接種などが進み、5月時点で新型コロナウイルス感染者数は減少傾向にあります。
これを受けて湾岸協力会議(GCC)諸国は入国規制を相次いで緩和しています。
バーレーンとクウェートが入国者に対する規制を全廃したほか、アラブ首長国連邦(UAE)やサウジアラビア、オマーンでも、所定回数のワクチンを接種していれば、PCRや隔離なしで入国が可能となっています。
トルコ 屋内外でのマスク着用義務、公共交通機関と医療機関を除き解除
トルコの内務省は4月27日、屋内外でのマスク着用義務について、公共交通機関と医療機関を除き解除すると発表しました。
さらに1日当たりの感染者数が1,000人を下回った場合、公共交通機関と医療機関でのマスク着用義務も撤廃するとしています。
2月上旬に10万人程度だった同国での1日当たりの感染者数は、4月下旬には約2,500人まで減少しています。
サウジアラビア コロナ対策アプリに不具合発生
サウジアラビアでは、4月2日~29日のラマダン期間と、その翌週のイード休暇(4月30日~5月4日)で人々の交流が盛んとなり、感染者数が微増となっています。
同国では4月1日に、コロナ対策アプリ「タワッカルナ(Tawakkalna)・アプリ」の仕様が変更され、同国への赴任者や出張者の間で、システムトラブルが複数確認されています。
UAE(アラブ首長国連邦) ワクチン2回接種で入国可能、積極的に海外客受け入れ
UAEの入国にあたっては、2022年2月26日以降はPCR検査の陰性証明書の提出は不要となっており、新型コロナワクチン2回接種の証明書提示のみが要件となっています。
ドバイ国際空港は7年連続で国際線旅客数1位となるなど、世界のハブ空港の立ち位置を維持しており、UAEは経済回復に向け、海外客を積極的に呼び込む方針を続けています。