あす、政府は訪日外国人観光客の受け入れ手続きを再開します。
それに先立つ5月15日オーストラリアのメルボルン、22日にシドニーで、スノーツーリズムを楽しむ人たちに向けた旅行博「Snow Travel Expo」が開催されました。
本記事では、オースラリア在住の弊社スタッフの面(おもて)がシドニー会場の出展ブースのサポートに携わりながら、現地の様子を取材しました。
日本のスノーツーリズムに対するオーストラリア人からの人気や期待、現地の状況についてもあわせて紹介します。
目次
「Snow Travel Expo」豪シドニー・メルボルンで開催
・イベント会場全体の様子
訪日旅行への期待高まる
・「コロナ対策の緩和状況」重視する声も
「Snow Travel Expo」豪シドニー・メルボルンで開催
「Snow Travel Expo」は、オーストラリアで開催される「スノーツーリズム」を楽しむ人たちに向けた旅行博です。
今年は、5月15日にメルボルン、5月22日にシドニーで開催されました。

イベント会場全体の様子
シドニーは、昨年よりも4倍の大きさの会場で行われました。この会場の規模からも、旅行に対する需要が高まっていることがうかがえます。
また会場には朝から多くの来場者が訪れ、昼頃には一時人が通れないほどの混みようでした。
来場者の属性としては、家族連れや50歳以上の年配の方が多く見受けられました。

訪日旅行への期待高まる
日本ブースが入り口にあったということもあり、人の流れが多く500部ほどあったパンフレットも完売するほどの人気ぶりでした。
ブースに訪れた来場者のうち、日本に訪れたことがないという人は10%程度でした。
来場者のほとんどがウィンタースポーツが盛んなHAKUBA(白馬村)やNISEKO(ニセコ町)について知っており、雪のクオリティーだと妙高のスキー場が良いという声が多く聞こえました。

いつ完全に渡航緩和がされるかわからない現状ですが、そうした中でも「日本にいきたい」「すでに予約している」という人もいるなど、熱心に話を聞く人が多くいました。
中には自らの旅程を持参したい上でアドバイスをしてほしいとブースに訪れる人もおり、渡航制限解除に向けて訪日旅行への期待が高まっていることがわかります。
また、日本のブースでは色々な柄で作られた鶴の折り紙や日本の飴などが展開しており、こういったものはなかなかシドニーでは手に入らないこともあり、来場客が喜ぶ顔も見られました。

「コロナ対策の緩和状況」重視する声も
最も人気を集めていたブースはやはり日本でした。その次に北米のブースの人気がつづくという印象です。
アメリカは現在渡航規制がないほか、言語も同じであるということもあり、今年は北米、来年は日本(へ旅行に行く)、という声も多く聞かれました。
来場者の中には旅行先の情報を収集する上で、「コロナ対策がどこまで緩和しているか」について重要視しているという人もいました。