初めてのボートシーバスに入門してみたいけど、右も左もわからない(汗)。そんな方に愛知県衣浦港のシーバス大好き船長が詳しく解説いたします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉浦永)

ボートシーバス釣り

ボートシーバスとはその名の通り、ボートに乗ってシーバス釣りをすることです。基本的にはルアーといって小魚に似せた疑似餌を使用して釣りを展開します。

陸っぱりとボートの釣りの最大の違いは、「機動性」ではないでしょうか?説明すると、陸っぱりは陸から届く範囲かつ立ち入り禁止ではない場所で釣りをしないといけないため、釣りの制限が大きいです。一方でボートの場合は海全体の気になったポイントで釣りができる(漁礁や漁業権のある場所など除く)ため、釣りをする行動範囲が広く、モーターボートですぐにポイントを移動できることから機動性に優れていると言えます。

現役船長が解説する初めてのボートシーバス釣り 服装・道具・釣り方
(画像=高い機動力でランガンできる(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)

つまり、ボートの機動性を最大限に発揮すれば、色々なポイントをランガンできて、常にフレッシュな個体がいるポイントを巡れるというわけです。

そのために船長に求められることは「引き出しの多さ」が何よりも必須。ポイントを一箇所知っているだけではボートシーバスは成り立ちません。狭い湾内で100以上のポイント(有名ポイントから超ピンポイントまで)を頭の中に叩き込む必要があります。

現役船長が解説する初めてのボートシーバス釣り 服装・道具・釣り方
(画像=初シーバスをゲット(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)

はじめてのボート釣りの心構え

まずはボートシーバスを楽しむための基礎知識を紹介します。

服装

夏の場合はTシャツに海パンという超ラフな格好に、カッパを持っておけばOKです。雨はもちろん、ナイトゲームなど寒くなったときに一枚羽織れて活躍します。

現役船長が解説する初めてのボートシーバス釣り 服装・道具・釣り方
(画像=夏バージョンの服装(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)

冬の場合、肌着はヒートテック→スウェット上下→インナーダウン→防寒具(カッパタイプのもの)です。冬はかなり着込みます。しかし、ただ着込めばいいというわけでもなく、アウトドア用品のハイエンド品やワークマンで売っている丈夫な素材のものがいいのではないかと思います。

また、冬は天候も荒れますので、潮まみれになり、ハリが刺さり破れたりと、普段使いの衣服より過酷な状況での使用となります。値段の高いものでなく、ワークマンなどのコスパのいい防寒具が重宝します。

現役船長が解説する初めてのボートシーバス釣り 服装・道具・釣り方
(画像=冬バージョンの服装(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)

ボートならライジャケは必須

ボートに乗って釣りをする場合、ライフジャケットの着用は義務です。身軽なものだと肩掛けタイプや腰巻きタイプなどあります。

現役船長が解説する初めてのボートシーバス釣り 服装・道具・釣り方
(画像=ライジャケは必須アイテム(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)

使い分けとしては、冬の服を着込む場合はゆったりとした肩掛けタイプのライジャケがおすすめです。理由としては、気温に応じて着込む枚数は毎回違うので厚みがバラバラになってしまい、腰巻きタイプのライジャケではウエスト調整がややめんどくさいからです。

腰巻きタイプが活躍するのは夏がメイン!Tシャツに海パンという超薄着で釣りをするので肩掛けタイプのライジャケは邪魔になりやすく重いので、腰巻きタイプを使用することが多いです。

現役船長が解説する初めてのボートシーバス釣り 服装・道具・釣り方
(画像=桜マークも必須(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)

また、ライフジャケットは国土交通省が安全基準を満たしたとされる「桜マーク付き」のものが必須なので、購入の際は桜マークが記載されているか確認してからにしましょう。

移動中は座りましょう!

ボートでの移動中は急な揺れやスピード変化を伴う場合もありますので、バランスを保つためにも絶対に座っておいてください。

移動したい場合は背を低くして重心を下げながら移動するか、船長にスピードを緩めてほしいと伝えてくれればボートを止めたり、安全なスピードまで落とすので気軽にお声かけください(大型釣り船の乗り合いなどの場合は、船長に伝えづらい場合が多いと思もう)。

現役船長が解説する初めてのボートシーバス釣り 服装・道具・釣り方
(画像=移動中は座ろう(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)

夜釣りならヘッドライト

ボート・オカッパリ問わず、夜釣りの場合はヘッドライトを持参することをオススメします。ラインが切れた場合結び直すために手元に明かりが必要ですし、桟橋や漁港から船に乗る場合に暗いと足元が危険な場合があるからです。

現役船長が解説する初めてのボートシーバス釣り 服装・道具・釣り方
(画像=筆者は首にヘッドライトを掛けている(提供:TSURINEWSライター杉浦永)、『TSURINEWS』より 引用)