セイゴはラッキーフィッシュかも

さて。ここまでは、「え?シーバスなんてうまいじゃねえか!」と思う”食べちゃえ派”の人を敵に回すような、ずいぶんなネガティブキャンペーンをしてしまったようですが、私も限定的にシーバスを食べることはあります。それというのは、アジングの外道で釣れた40cmくらいまでのセイゴくんです。

シーバスはサイズによって呼び方がかわるのですが、まあ、大体は小さなものをセイゴと言って、70cm上くらいからシーバスと言います。同日に釣って並べて比べるとわかるのですが、大きなシーバスと小型のセイゴは、同じ魚と思えないくらい色身もニオイも違います。

湾奥シーバスの美味しい個体の見分け方 釣れたら魚の口臭を嗅ぐ?
(画像=きれいなセイゴ(提供:TSURINEWSライター井上海生)、『TSURINEWS』より 引用)

実際、小型のセイゴは食べてもおいしい魚です。あまり身振りがよくない分、刺身には適しませんが、そもそも湾奥のスズキはサイズ問わず生食しない方が良いでしょう。これは淡水に近い汽水域でも、塩分濃度の高い海でも同じです。私はよく塩焼きにして食べています。

湾奥シーバスの美味しい個体の見分け方 釣れたら魚の口臭を嗅ぐ?
(画像=塩焼きで美味しく食べられる(提供:TSURINEWSライター井上海生)、『TSURINEWS』より 引用)

口の中の臭いをかぐ?

食べられるかどうかは、口の中のニオイを確かめるとよいといわれます。口の中のニオイが薄ければ大丈夫です。体表のニオイは料理酒と塩揉みで簡単に落ちるのですが、身に染みついた汚染水のニオイはなかなか落ちません(というか、落とす手間が、かなり面倒です)。