エサだけ取られる状況

仕掛けを投入してからしばらく何も反応がなく、1時間ほどしてようやく、手前に投げ込んでいたロッドにアタリがありました。プルプルッとした、ハゼのようなアタリ方です。エサのアオイソメ一本丸々はハゼに対しては少し大きく、ハリ掛かりするまでしばらく時間がかかりそうだと思い待っていたのですが、その後反応がなくなり、一度仕掛けを回収してみることにしました。するとエサがなくなっていました。

一向に音沙汰がないもう片方の仕掛けも回収してみると、2本バリの両方とも、エサが綺麗サッパリなくなっておりました。4月はトゲクリガニのシーズンでもあるため、きっとカニの仕業だと思います。最初にアタリのあった手前のエサも、ハゼが最初に食いつき、ちょうどそこにカニが寄ってきたためにハゼが退散してしまったのではないかと思いました。

あくまで推測の域ですが、このように水中の様子を想像するのもまた面白いところです。

潮が動き始める

それからも何度か同じように仕掛けを投入して待ってみますが、音沙汰なく、一時間もすると大体エサがなくなった状態の仕掛けが戻ってきます。結構な数のトゲクリガニがいるようです。運よくハリに掛かって釣れてくれると嬉しいのですが、あくまでカレイ釣行ということで、気を引き締め直しました。周りでも魚が釣れている雰囲気や様子はありません。

満潮から始めて約2時間が経ったころ、やや潮の流れが効いてきたようで、仕掛けを投げ入れた地点と底に着く地点が少しズレるようになってきました。

投げカレイ釣りで43cmマコガレイ堂々浮上 潮の動き始めにヒット
当日のポイント(提供:TSURINEWSライター杉浦剛)(画像=『TSURINEWS』より 引用)