家で成虫を育てよう!
成虫の飼育セットで必要なもの
昆虫ゼリー
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クワガタの幼虫がしっかりと育って成虫になると自然とマットの上に顔を出してきます。クワガタの成虫は幼虫の頃とは違った飼育環境が必要になるのでしっかりと準備しましょう。
用意するものはケースに朽ち木、昆虫ウォーターに昆虫マットとくぬぎマットといった幼虫の頃と同じものが挙げられます。その他に昆虫ゼリーと登り木も用意してあげましょう。
成虫の飼育セットの作り方
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準備したやや太めの朽ち木を水に3時間ほど浸して昆虫マットの中に埋め込みます。昆虫マットはおよそ10センチ程度の深さまでケースの中に敷き詰めてください。湿度の管理は幼虫の時同様に昆虫ウォーターで行います。昆虫マットの上に登り木と昆虫ゼリーを置いたら飼育セットの完成です。
POINT ポイント
昆虫マットに多少のくぬぎマットを入れると、より自然に近い形を再現できます
クワガタの成虫の飼育方法
クワガタの成虫は幼虫同様に初心者でも簡単に飼育することができます。できるだけ自然に近い形を作り出してあげることで、クワガタにストレスを与えずに長生きしてくれます。そのためには飼育する場所と湿度に特に注意を払いましょう。
直射日光は避けてやや涼しめの場所にケースを置くのが最適の場所です。汚れたらマットは表面をしっかりと取り除いて常に清潔な状態を保ってあげましょう。幼虫の頃とは違って成虫は複数同じケース内で飼育できます。
POINT 同じケースで成虫を飼育できる目安
中サイズ(幅29.9×奥行き19.2×高さ20.1cm程度)のケース内にオス2匹・メス4匹くらいがちょうどいい
成虫を飼育する際の注意点
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クワガタの成虫を飼育する時には、前述したように直射日光は絶対に避けてください。幼虫の頃のように蓋とケースの間に新聞紙を挟む必要はないので、クワガタが逃げないようにしっかりと蓋を閉めるようにしてください。
クワガタはエサを食べ過ぎることはないので、信頼できるメーカーの良質なエサをたっぷり与えてあげてください。昆虫マットは月に1度は全てを交換して清潔さを保ってあげましょう。
POINT 飼育のポイント
マットの上に軽く濡らした落ち葉を10枚程度入れてあげると、落ち葉とマットの間でクワガタが休憩をします
昆虫マットを交換する時、朽ち木は交換せずにそのまま使用して問題ありません
ダニを発見した時の対処法
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クワガタの成虫の体にダニが付着していた場合は、柔らかいブラシや歯ブラシで優しくブラッシングしてダニを除去します。ブラッシングする時に軽く水をかけますが、水道水が冷たい場合にはぬるま湯を使用します。成虫のクワガタを購入した時に予めブラッシングしておくことで、ダニの繁殖を防げます。
POINT ブラッシングする時の注意点
水またはぬるま湯をいきなりかけるとストレスを与えてしまいます。慎重に少しずつかけましょう
初心者でも簡単に産卵させる方法
産卵を目的としない場合は朽ち木は不要
クワガタの産卵は種類によって違うので、ここでは朽ち木の中で産卵をするオオクワガタやコクワガタについて解説します。先ほど飼育ケースの底に水に浸した朽ち木を入れると紹介しましたが、これは産卵用なので産卵目的でない場合には朽ち木を入れる必要はありません。
POINT クワガタの産卵木
クワガタの産卵木はここでは水に浸した朽ち木にしています
産卵木はペットショップなどで購入できる
産卵木は取り出すまで動かさない
メスが朽ち木に傷を付け始めたら産卵の合図
7月の終わりから9月の頭にかけてが産卵の時期で、朽ち木に傷をつけた後に卵を産みます。卵の数はおよそ15個前後で1週間でふ化して幼虫になります。メスが朽ち木に傷を付け始めたら産卵の合図だと考えて、朽ち木を注意深くチェックしてあげましょう。
幼虫は1匹ずつ管理
前述したようにクワガタの幼虫は1つのケースで1匹しか飼育できません。このままでは1つのケースに10匹以上の幼虫がいることになるため、10月頃に朽ち木をそっと取り出して割ります。
幼虫1匹ずつをくぬぎマットを入れた牛乳瓶やガラスの瓶にそっと入れてあげます。瓶の蓋は紙で被せて輪ゴムで止めるだけにしておきましょう。2週間くらいはこのままでも問題ないので、早めに先ほど紹介した幼虫用の飼育セットを作って中に入れてあげてください。
産卵時の注意点
クワガタが産卵をした後の注意点としては、幼虫がいるであろう朽ち木を割る時にそっと割ってあげてください。荒っぽく割ってしまうと中の幼虫を殺してしまいかねません。また、幼虫は土の中の生き物なのでできるだけ早めにマットの中に戻してあげましょう。