目次
今回の釣り方「ぶっこみ」
フエダイの美味しい食べ方①「ムニエル」

今回の釣り方「ぶっこみ」

釣り方の前に「異常潮位

【連載】釣って食べるシリーズ第12弾。ぶっこみで釣れた高級魚をムニエルに!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

今回は熱帯低気圧がフィリピンの近くで発生し(のちの台風8号)ていることと、海水温が高いことの関係もあるのでしょうが、大潮とはいえ潮位が激あがりでした。潮汐表では満潮232㎝となっていましたが、じっさいには250㎝近く上がったのではないでしょうか。80代の貸切船船長も「こんなに潮が上がったのを見たことが無い」と言っていました。桟橋が水没し浜が無くなるほどの潮位でしたので危険と判断し、ジギングやアジングには出掛けず「ぶっこみ釣り」をしました。

お庭からぶっこんでやりました

【連載】釣って食べるシリーズ第12弾。ぶっこみで釣れた高級魚をムニエルに!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

ぶっこみ釣りの釣り方の基本は、ようはお魚の好きそうなエサを針に付けて投げておくだけの釣りです。今回は家の庭から投げ竿に改良してある3号磯竿にジェット天秤、ナイロン5号のリーダーに2本針で挑みました。エサはぶっこみの定番「タチウオの切り身」です。安い時に購入して塩漬けにして冷凍庫で保管しておいたものです。これは万能エサですので、ぜひみなさんもお試しください。

夜の10時に鈴が鳴る

【連載】釣って食べるシリーズ第12弾。ぶっこみで釣れた高級魚をムニエルに!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

夕方6時ころにぶっこんでおいた竿から「何か喰ってるよ!」と連絡がきました。そう、鈴が鳴ったのです。あわてて庭に飛び出しロッドキーパーから竿を外します。一気にアワセをくれて引き寄せますが、潮位が高く家の土台まで海水があがっています。当然浜に飛び降りるのはためらわれました。仕方がないのでティップの弾性を利用して抜き上げました。これやると竿先が痛むんだよなあ。揚がってきたのは35㎝オーバーのフエダイの仲間。すぐに締めてパーシャルへ。

フエダイの美味しい食べ方①「ムニエル」

ムニエルの基本は「小麦粉」

【連載】釣って食べるシリーズ第12弾。ぶっこみで釣れた高級魚をムニエルに!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

お刺身でいただく分は皮を曳いて、ムニエルの分は皮を残します。そのためにウロコ剥ぎは丁寧にしましょう。フエダイ系の魚でクセが出るのは皮からです。皮の掃除はきちんとします。切り身を作り、塩胡椒をしたら15分程度置き、表面をキッチンペーパーで押さえたら薄く小麦粉を振ります。

皮が縮まないように押さえて

【連載】釣って食べるシリーズ第12弾。ぶっこみで釣れた高級魚をムニエルに!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

フライパンに大さじ1のオリーブオイルを敷き火を点けます。オイルが温まったらバター10gとにんにくのみじん切り1片を加え、香りが出るまで温めます。充分に香りが出たところでフエダイの切り身を皮目から入れていきます。網杓子などで上からギュッと押さえながら焼くと皮が縮むのを軽減できますよ。あ、深めのフライパンなので「ポワレ」ではと思う方もおられるかもしれませんが、素材に小麦粉を振った時点で「ムニエル」になります。

豪快にフランベ!

【連載】釣って食べるシリーズ第12弾。ぶっこみで釣れた高級魚をムニエルに!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

両面をカリッと焼いたら10cc程度のウイスキー(今回はバーボン)を回し掛け、炎を飛びこませ「フランベ」します。ま、多少香り付けにはなるのですが、ええ、パフォーマンスです。嫁が喜びますので。しかし10ccとか言っておいてじゃぶじゃぶかけてしまったのは内緒にしておきます。