時合い到来でヒット連発

このまま釣れ続くかと思われたが、反応はこれっきり途絶えてしまった。やはり無風で流れないと群れに当たりにくいのだろう。1時間ほど粘ったが、30cmほどのアマダイを2匹キャッチしただけだったので、ほんの少し北へ船を走らせる。

移動中魚探にベイト反応が映っていたため、ここでやってみることに。落として早々に、親父とその友人にヒット。自分は少し遅れて2人が釣り上げたところでヒット。ここもサイズはいいようで、全員60cmオーバーの良型ぞろいだ。釣り上げたマダイを見てみると、口からホタルイカを吐いていた。

ボートタイラバゲームで60cm級マダイ乱舞 全員ヒットでクーラー満タン
(画像=時合いには怒涛のヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)、『TSURINEWS』より引用)

釣りを開始してから数時間、相変わらず無風で真下に落ちる状況ではあるが、マダイの反応は上々で群れが来たら全員ヒットに持ち込むことができた。無風でこれだけの釣れよう……。風が吹いて船が流される状況なら、さらにどれだけ釣れていたのだろうか……。まさにバグっていると言わざるを得ない状況に、思わず口角が上がる。

70cm超え良型堂々浮上

ふとイケスに目をやると、赤々とした魚体で埋め尽くされていた。時刻が正午を回ったところで、ジィィィイイイッと強烈な引きが訪れる。かなり強めに設定しているドラグもズルズルと出され、一向に上がってこない。巻いては出されの綱引きを10数分したところで、ようやく今までよりひと回り大きな魚体が姿を現した。堂々の70cmオーバーだ。ここまで釣れれば何も文句はない。

その後もフォール中にシーバスが食ってきたりと、実に豊かな春の海を満喫することができた。午後2時を回ったところで、クーラーに入りきらないほど釣れてしまったので、早めの納竿となった。全体釣果は3人で16匹。サイズは50~75cmと、今までにない爆釣を味わうことができた。

これからさらに盛り上がる乗っ込みタイラバ。皆さんもぜひ記憶に残るビッグワンを狙ってみてはいかがだろう。

<週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
敦賀沖

この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年5月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

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