野宿ツーリングってどう?空腹は敵!

【連載】野宿ツーリングってどう?キャンプとの違いや持ち物は?
(画像=疲れ果ててスーパーの軒下で野宿、『暮らし〜の』より 引用)

野宿ツーリングでは近隣住民に不審がられないよう、深夜設営と日の出前撤収を心がけています。当然、テントの設営や撤収をするのが面倒になり、テントを使う機会は少なくなります。利用するキャンプ場が決まっているツーリングではテントをパッキングしますが、キャンプ場を決めていない野宿ツーリングではテントを持って行きません。テントを積載するよりも、水や食料を積載したほうが有意義だからです

野宿ツーリングで空腹は最大の敵

情けない初めての野宿ツーリングの話の続きです。当時の能登半島はコンビニやスーパーが少なく、私は晩ごはんを買いそびれてしまいました。空腹に耐えながら珠洲市の見附島を望む駐車場で野宿をしたのです。明て朝、駐車場で地元の消防団さんが操法訓練をし始めました。そして「あまりものだけど食べる?」とピーナッツパンをくれたのです。そのおいしさといったらもう…。

野宿ツーリングってどう?荷物の選び方

【連載】野宿ツーリングってどう?キャンプとの違いや持ち物は?
(画像=林道野宿ツーリング、『暮らし〜の』より 引用)

それ以来、私は即席めんとお米だけは必ず荷物に加えています。野宿であってもクッカーやシングルバーナーは必ずパッキング。一晩の炊飯で使う水(1.5L)もバイクに積載します。見附島の駐車場では消防団のお兄さんに助けられましたが、そんな出会いはめったにありません。ましてや野宿ツーリングはすべての責任を自分で負わなければならない大人のツーリングスタイル。必要なものは惜しまず荷物にしなければなりません。

野宿ツーリングの荷物は思い切りよく切り捨て厳選

逆にいうと、不必要な荷物は思い切りよく切り捨てるのも野宿ツーリングのパッキング。見附島の駐車場で野宿をしたときは晴れていたので、テントを設営せずにマットとシュラフのみで就寝しました。星を眺めながら眠り、目が覚めると朝日に照らされたジェベル200が私を待っている…素敵な光景でした。野宿ツーリングの荷物は2泊ほどすれば、足りないものと余計なものが見えてきます。