実際に使ってみる!
使い勝手を考えてレイアウト
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さっそく使ってみることにしました。いろいろな形にトランスフォームできる利点がフルに活かせる「お寿司」に挑戦です。酢飯を右側に置き、切り付け場とネタ場を別々に並べます。大判の一枚で使うのは巨大魚が釣れた時のお楽しみにとっておきます。左上に盛台を置き、握った寿司をすぐに並べられるように配置しました。
二人分のお寿司を握ってみました
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今回のネタはマグロの赤身、卵焼き、シソとキュウリです。赤身と卵はちょっと厚めに切って握りにし、筋の入った赤身は鉄火巻きにしました。シソとキュウリのかっぱ巻きにも余った卵焼きを入れています。鍋でおつゆも沸かして食卓へ。盛台には両方とも「中村孝明」の焼き印が入っていますが、これは寿司に隠れてしまっていますね。ちょっと残念です。
桐のまな板のお手入れなど
必ず濡らしてから使う
桐のまな板が料理人に人気なわけの一つに、「乾燥が早い」ということがあります。これはカビなどを寄せ付けないなど、清潔に使うのにとても重要なことです。しかし逆に生ものなどを乾燥したまな板で扱うと張り付いてしまったり、木目にネタが入り込んでしまったりと使い勝手の悪くなることもあります。ですから木製のまな板を使う時には、必ず水を掛けてから使います。軽く絞った布巾なども用意しておきましょう。
基本は水洗い
木製のまな板は、常に水洗いしながら使います。それこそちょっと神経質なくらい流水で流しながら使いましょう。しまう時には中性洗剤を使って汚れを落としますが、これも基本は水で流します。熱湯を使って洗うこともありますが、私はあまりおすすめしません。特に動物性のものを切った後は微量のたんぱく質が表面に乗っています。これが熱湯で「固着」してしまうのは避けねばなりません。ただし「油分」を取る時には60度ほどのお湯で流します。
乾燥が早い「桐」まな板
桐材は持ち上げてみれば分かりますが、とても軽い材料です。そのため空気の通りもよく、揮発性に優れています。調理が終わったら表面の水分を拭き取り、「下を空間にする」か「下に乾いた布巾を置く」かして立てかけておきます。表面がうっすらと乾くのに約30分、完全に乾くのには2時間もあれば充分です。木製まな板は手間が掛かりそうで、実は一番手間いらずなんですよ。