自作まな板のすすめ④「材料の加工」

設計図通りに印を付ける

【連載】大判のまな板が欲しい!収納や使い勝手まで考えると自作しかない!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

まずは設計図通りに線を引いていきましょう。この時印を付けるのにボールペンなどのインクは使用しない方が良いでしょう。まな板に黒い線などが残ってしまうと清潔感が失われますからね。失敗しても消せる、ないしは時間経過で消えるもので線を引きましょう。

設計図に添ってカット

【連載】大判のまな板が欲しい!収納や使い勝手まで考えると自作しかない!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

線を引き終えたらカットしていきます。使うノコギリは薄刃のもの。刃の大きいものでやってしまうと柔らかい部材がバリッと裂けてしまったり、切り口が汚くなったりします。なるべく薄い「工作用」のものをおすすめします。また、まな板が暴れないように押さえて切るのですが、この時柔らかい桐材は傷が付いてしまいます。必ず厚めのダンボールなどを敷いて切りましょう。

切り口や角にヤスリ掛け

【連載】大判のまな板が欲しい!収納や使い勝手まで考えると自作しかない!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

部品がすべて出そろったらヤスリ掛けです。60番~100番ほどの目の粗い紙ヤスリを作業台に置き、その上でごしごしと擦ります。もともと桐は柔らかい材質ですので、角を丸くするくらいなら4~5回も往復させればきれいに丸くなります。荒削りが終わったら200番~400番ほどの紙ヤスリで仕上げます。

自作まな板のすすめ⑤「組み立て」

部品を確認して木工用ボンドで接着

【連載】大判のまな板が欲しい!収納や使い勝手まで考えると自作しかない!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

各部材が揃ったら一旦イメージ通りに組み立ててみましょう。足りない部品は無いか、余ってしまう部品は無いか、また、すべての面にヤスリ掛けはできているか、そして位置決め。この後接着することになるわけで、その行程以降修正は効きません。慎重に部材同士をあてていきます。

接着剤が乾くまで固定

【連載】大判のまな板が欲しい!収納や使い勝手まで考えると自作しかない!
(画像=『暮らし〜の』より 引用)

組み立てができる状態になったら次はいよいよ接着です。まずは接着面に薄く木工用ボンドを塗って行きます。乾いて透明になりかけたら再度木工用ボンドを塗り、半乾きまで放っておいてから接着します。ここがポイントです。木工用ボンドは塗りたてで接着面を合わせてはいけません。接着したら、本来ならばクランプなどで固定するのがベストですが、今回は仕事場の重たい本を使って圧着しました。このまま2時間ほど放置して完成です。