専門家、「クローン再生は簡単」と指摘

ホラアナライオンは、約60万年前に現在のヨーロッパに出現し、1万3000年前の最終氷期に絶滅しました。

高さ1.2メートル、全長2メートルと、現生のライオンより10%大きく、遺伝子的にも異なります。

生息域は、ヨーロッパからユーラシア、ベーリング海峡をわたってアラスカまで及び、当時としては、ホラアナグマに次ぐ頂点捕食者でした。

約4万年前の「ホラアナライオン」のミイラ、保存状態の良さから”クローン計画”も進行中
(画像=トナカイを狩るホラアナライオンのイメージ / Credit: ja.wikipedia、『ナゾロジー』より引用)

そして現在、専門家たちは、発見されたミイラのDNAを用いて、ホラアナライオンを現代に蘇らせようとしています。

プロトポポフ博士は、次のように話します。

「ミイラは驚くほど完璧に保存されており、体毛やヒゲのような細かい部分まで残っています。ホラアナライオンと現生のライオンは、約30万年前に別種として分岐しましたが、もとは同属です。

これは現生ライオンのDNAを用いれば、ホラアナライオンのクローン再生も可能であることを意味します。ホラアナライオンの復活は、非常に現実的であり、マンモスを蘇らせるよりもずっと簡単でしょう

その反面、動物のクローン再生については批判の声が付き物です。

特に絶滅種の復活は、詳しい生態が分からないため、復活後に何が起こるか分かりません。もし野生に解き放たれることがあれば、生態系を崩してしまう恐れもあります。

絶滅した生物は、そのままにしておく方が良いのかもしれませんね。


参考文献

thesun
siberiantimes


提供元・ナゾロジー

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