ご当地になる理由がある

釣具店に行くと、「スタッフオススメ!」のpop。このオススメは結構地域によって違うことがあります。大抵は釣具店はやりこんだスタッフの実績か売れ筋をオススメにしていると思います。どういった理由にせよ、何かしら理由があってそれが売れているはずです。

また、地域名の入ったカラー名のオリジナルカラーなんかもありますね。ロコアングラーが考えたご当地カラーなので、かなり参考になるかと思います。

わかりやすい例で言えば限定的なパターン。富山のホタルイカやシーズン性のバチ抜け。ベイトそのものに似せた色が流行るのは想像に難くありません。では、地方によって赤金や緑金が流行るのはなぜでしょうか?

水色が関係?

以前住んでいた名古屋エリアでは緑金や赤金は人気カラーでした。これは愛知エリアのシーバスに限らずオフショアジギングでも人気の高いカラーでしたが、ちょっとエリアがずれて三重県や静岡に行くとそれほど人気がありません。これは愛知県の水質に関係があります。

愛知エリア及び伊勢湾は木曽三川から豊富な栄養が流れ、工業地帯であるため温排水が出ているスポットが多いです。そのため一年中濁りのある水質の日が多く、濁りの中でもアピールの高いゴールドベースのカラーが人気となっています。

逆に濁りの入りにくい日本海側ではシルバー系やリアルカラーが人気ではないでしょうか。

ルアーシーバス釣りにおける【ご当地カラー】の考え方 攻略ヒントに?
(画像=水色が関係している(提供:TSURINEWSライター檜垣修平),『TSURINEWS』より 引用)

数が数を呼ぶ

シーバスに限らないことですが、誰かがたくさん釣っていたらその色を自分も試したくなりますよね。その連鎖が続けば、周りの人がみんな同じ色を持っている……。こういった流行り方ももちろんあります。

SNSの発達した現代では人気釣りブロガーやYouTuberの影響もあります。分母が大きければそれだけ世に出る情報が多くなるので、流行はどんどんスピードを増して大きくなっていきます。

しかし根っこの部分、最初に使い始めた人がなぜそれを使い出したかを紐解いていくと、上述のように水質やメインベイトの種類によって必然的にそうなったのかわかるかもしれません。