メバルのプラッギングでは、40mm程度の小さなミノーやクランクのようなルアーを使うことが多い。メバリングで大事なのはレンジで、それぞれのルアーには潜行レンジが設定されている。ここでは、メバルプラッギングにおける、レンジ別のルアーの使い方を紹介しよう。
メバルでプラグを使う理由
まず、ワームでイージーなメバルにあえてプラグを使う理由について考えたい。
まずは高活性時だ。魚が食い気マンマン、ライズしているような状況で、高活性ショートバイトになりがちなときには、ジグ単だとメバルは結構しとめにくかったりする。こういうときにはハリ数が多いプラグが優先的な釣りとなる。
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また、メバルがレンジにシビアなときにも、プラグを使うと釣果が出やすい。本当にド表層にしか出ないとき、特に遠投した先のオープンの表層にしか出ないときには、ワームではド表層のスローなレンジキープやリトリーブができないので苦労する。その点、潜行レンジが設定されているプラグでは、任意のレンジをワームより正確に引くことができるアドバンテージが大きい。
プラグの長所と役割
メバリングにおけるプラグの長所は、何より「レンジキープ力」だろう。アジングをたしなむアングラーはある程度ジグヘッドでもレンジキープの釣りができるだろうが、浮力のあるPEラインと7ftくらいの比較的長めのレングスのサオを使うメバリングだと、軽量ヘッドの操作性は非常に低くなり、ジグ単の釣りでレンジキープすることが難しくなる。
その点、プラグは、そのルアーにそもそも潜行レンジが設定されている。たとえば、この画像のルアーは、一切沈まないタイプのものだ。
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メバルがド表層で、主にプランクトンパターンで出るときには、投げて放っておいて、とろっとサオ先の操作で動かしたときにバイトがくる。放っておいても沈まないので、レンジキープが簡単だ。
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このようにメバルのプラッギングは、ワームでは細部が詰められないレンジをより細かく見て釣っていく上で強い。そこで、メバリングの中心となるド表層、またほんの少し沈めたところや、ボトム上くらいまで探れる、三種類のルアーを用意しておくといいだろう。