ポイントを開拓しよう

さて、ここからが今回のメインテーマ。SNSを始めとした個人の情報発信が容易になった昨今だが、ナマズは釣れているという情報は入ってきても、詳細なポイントは伏せられていることがほとんどだ。

ではどうすればいいか。自分でポイントを見つけるのが、一番手っ取り早い。使うのはグーグルマップなどの航空写真アプリ。例えば名古屋近郊でナマズで有名な河川は新川と日光川。この2本の河川を河口からズームしていき、河川に流れ込む支流や流れ込みを探してみよう。

【2022年】ナマズゲーム入門 道具・ルアー・釣り方・ポイント開拓法
(画像=航空写真で確認しよう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)、『TSURINEWS』より引用)

支流であれば分かりやすいが、名もないような小さな流れ込みもあるので、細かくチェックしていこう。

見つけたらその支流や流れ込みを、さらに上流へ。チェックするべきポイントは「変化」だ。例えば川が大きく湾曲していたり、橋が架かっていたり、水門や堰(せき)があったりなど。最初の変化は本流と支流の合流点、ということになる。

基本的に上からの画像なので川の色で水深がおおよそ予測できる。底の砂地などがはっきり見えていれば浅いし、濃いグリーンであればそこそこ深い。トップゲームにこだわるのであれば、深いポイントは不向きだ。できるだけ浅いポイントを探そう。

駐車スペースに注意

そして釣りができそうな足場があるかどうかもしっかりチェックする。そして何より大事なのが、車を止める駐車可能が場所があるかどうかだ。特に名古屋市内では、駐車スペースに苦労することが多い。

【2022年】ナマズゲーム入門 道具・ルアー・釣り方・ポイント開拓法
(画像=エン堤の落ち込みも狙い目(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)、『TSURINEWS』より引用)

この場合はグーグルマップのストリートビュー機能が、非常に役立つ。上からの写真だと駐車できると思っていた場所が、ストリートビューで見ると私有地だったり、店舗の駐車場だったりするからだ。

どうしても周りに駐車できる場所が見つからない場合は、その近辺のコインパーキングを探そう。そして活躍するのが折り畳み自転車だ。駐車スペースに困ることはないし、車が入れないような道もすいすいだ。

日中の下見が重要

スマホでグーグルマップを使うなら、そのまま見つけたポイントにマーキングしておく。こういったポイントを最低でも3カ所は見つけておきたい。

そして何より大事なのは、必ず昼間に下見をしておくこと。駐車スペースはもちろんのこと、安全に釣りができるかどうかも重要。

また実際ポイントに立って川を見て、どこに流れ込みがあるか、どこに障害物が沈んでいるか。どの方向にキャストすればいいか、ヒットしたらどこでランディングするかなど、細かくシュミレーションしておこう。

【2022年】ナマズゲーム入門 道具・ルアー・釣り方・ポイント開拓法
(画像=魚体を傷つけないよう草の上などに置く(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)、『TSURINEWS』より引用)

ナマズ人気に火がついて久しいが、まだまだ開拓されていないポイントは多く残されているはず。名古屋近郊だけではなく、三河方面や岐阜方面にもたくさんの河川がある。スマホやパソコンとにらめっこして、新しいパラダイスを見つけに行こう。

今回はナマズでのポイント開拓だが、これはエギングやメバリングなど陸っぱりの釣りでも同じこと。新規ポイントで釣ったときのうれしさは格別だ。

この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年4月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。

文・週刊つりニュース中部版 編集部(TSURINEWS編)/提供元・TSURINEWS

【関連記事】
ゼロから始める「カヤックフィッシング」 マダイを釣るためのキホン5選
船長に聞く「沖釣り初心者の心得」:東京湾LTアジ 厳選船宿8選も紹介
大豆ではなく「魚で作った」味噌とは? 実は各地に存在する発酵魚介食材
干物にすると飛躍的に美味しくなる海釣りターゲット4選
釣り編集者が上天草へお試し移住 移住家族に聞く「リアルな本音」とは?