目次
燻製器の種類|家庭用・アウトドア用
燻製器の選び方|意識すべき5つのポイント
燻製器のおすすめ製品10選
まとめ
燻製器と一言で言っても、複数の製品ラインアップがあることをご存知だろうか? 製品によって利用用途が異なるほか、性能や利便性も大きく異なる。そのため、燻製器は自身の目的に合わせて製品を選択する必要がある。
「自分に合った燻製器がほしい」という人は、ぜひ本記事で解説する、燻製器の種類や選び方、おすすめの製品を参考にしてみてほしい。
燻製器の種類|家庭用・アウトドア用
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まずは燻製器の種類について、「家庭用」と「アウトドア用」の2つに分けて解説する。それぞれの特徴を理解すれば、自身が求める製品を見つけやすくなるはずだ。
家庭用の燻製器
家庭用の燻製器は小さめのサイズが主流だ。サイズは小さめだが、ガスコンロや電気コンロに対応している場合がほとんどであるため、短時間で庫内の温度を上げることができる。
また、最近の燻製器はIHヒーターにも対応していることから、製品を購入する際は自身の環境に応じて選択しよう。
コンパクトの製品ならアウトドア用としても活用できるが、家庭用の燻製器はズッシリと重たいタイプも存在する。
重量が大きい燻製器は保温性能が高い、さまざまな燻製に対応しているなど、複数のメリットがあるものの、持ち運びにはあまり適していないため注意が必要だ。
アウトドア用の燻製器
アウトドア用の燻製器は、高さ30cm前後の縦長タイプが主流だ。また、サイズの大きい製品が多く、高火力のバーナーや炭火、スモークウッドなど、アウトドアならではの熱源を用いて調理する。
縦長でサイズがある燻製器の場合は、魚や肉、野菜など、複数の食材を一緒に調理することができる。ただし、製品によって一度に調理できる量が異なるため、一緒にアウトドアを楽しむ人数に応じて製品を選択しよう。
なお、アウトドア用の燻製器に関しては、コンパクトに折りたためるタイプや軽量のタイプが多い。寝泊まりを行うキャンプの場合は荷物が多くなることから、アウトドアの状況を考慮することが大切だ。
燻製器の選び方|意識すべき5つのポイント
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燻製器は製品ラインアップが豊富にあるため、自身の状況に合わせて選択する必要がある。これから燻製器を購入する予定の人は、以下5つのポイントを意識して選択しよう。
ポイント1.素材
燻製器は素材によって性能が大きく異なる。例えば、土鍋タイプの燻製器の場合、保温性に優れているため食材を美味しく調理できる。しかし、ほかの素材に比べて重量・サイズが大きいことから、持ち運びにはあまり適していない。
一方、ステンレス製の燻製器であれば、手入れが簡単で錆にも強い。また、折りたたみ式の製品も存在することから、アウトドアなどの利用に適している。しかし、焦げ付きやすいなど、調理時に一部注意点が存在する。
このように、素材が違うだけでも、燻製器としての性能やメリット・デメリットが異なるため、自身の用途に合わせて素材を選択しよう。
ポイント2.サイズ
燻製器を選ぶ際はサイズも重要となる。家庭用・アウトドア用のどちらを求めるかによって適したサイズが異なるほか、利用する際の人数によっても選定基準が異なる。
例えば、大人数でのアウトドアで燻製器を使用する場合や、スモークサーモンなどの大きな食材を扱う場合には、大型の製品が必然的に求められる。一方、ソロキャンプや荷物の負担を減らしたい場合、小さめの燻製器が適切だと言えるだろう。
どんな状況を想定しているのか、使用する人数は何人なのか、これらを踏まえた上で、燻製器のサイズを選択しよう。
ポイント3.形状
燻製器は製品によって、さまざまな形状をしている。形状が違えば、一度に調理できる食材の量が異なるほか、調理時間や調理方法も違ってくる。
また、浅い形状の燻製器は熱源との距離が近いため、食材が焦げやすく初心者にはあまりおすすめできない。さらに、庫内スペースが広い、フタの高さが低い、煙が食材に伝わりやすいなど、燻製器の形状に応じてさまざまな違いがあらわれる。
食材の種類によっても形状の最適解が異なるため、燻製器を選ぶ際は形状を意識して選ぼう。
ポイント4.網目の段数
燻製器の網目の段数も意外と重要だ。網目の段数が違うと、一度に調理できる量や種類が変わってくるため、状況に応じて選択する必要がある。
例えば、サイズがコンパクトでも縦長で網目の段数が多ければ、一度で多くの食材を調理することができる。大人数でのアウトドアで役立つはずだ。
一方、サイズが大きくても網目の段数が少なければ、その分、一度で調理できる食材の量や種類が少なくなる。
また、食材に応じて網目の細かさも重要となるため、網目の段数・大きさ・細かさ、これらを意識して製品を選択しよう。
ポイント5.熱源
燻製器に用いる熱源の確認も行おう。自宅コンロがIHヒーターの場合、IHヒーターに対応している燻製器を選択する必要がある。
また、予算をある程度かければ、手間のかからない家電タイプを購入できる。家電タイプは煙が外に漏れづらいため、自宅用として使用するのに適している。機能性も高い傾向にあることから、手間の削減にも繋げられるはずだ。
そのほか、熱源の違いによって機能性・汎用性の違いもあるため、燻製器を選ぶ際は利用状況を想定した上で熱源を意識しよう。