目次
どうしても車内を冷やしたい時の注意点
車中泊に効果的な暑さ対策
どうしても車内を冷やしたい時の注意点
長時間のエアコン利用はさまざまな危険が潜んでいることがわかりましたが、環境によってはどうしても車内を冷やしたくなる時があるでしょう。そこで、ここからは安全にエアコンを使うために意識しておきたいポイントをご紹介します。
30分ほどを限度とする

車内が我慢できないくらいの暑さになり、どうしてもエアコンを使いたくなったら時間を限定するのがおすすめです。長時間のエアコン使用は危険がありますが、時間を区切っていれば安全に過ごせるようになります。
車中泊をする際には、30分を限度にするようにしてください。きちんと時間を意識して使用していれば、バッテリーが上がったり、中毒に陥ったりといった危険性を回避できます。短時間で車内を冷やして、心地よく過ごせるようにしましょう。
タイマーをつけておくと安心
車内の温度が下がると「もっと長くエアコンを使っていたい」と思うこともあるのではないでしょうか。知らない間に30分以上エアコンをつけっぱなしにしてしまう場合も。そうしたことを避けるため、タイマーをつけておくのがおすすめです。タイマーが鳴ったらエアコンを消すようにしてください。
定期的に換気をする

エアコンをつけっぱなしにすることで車内の空気がこもり、中毒の恐れが出てきます。知らない間に中毒症状に陥らないよう、定期的に換気を行うことも大切です。15分くらいの間隔で空気を入れ替えておきましょう。
対角線上のドアや窓を開き、素早く換気を行えばたくさんの冷気が逃げてしまうのを防げます。少し換気をするだけでも車内の空気は変わると言われているので、安全に車中泊を楽しむためにも換気は怠らないように意識してみてください。
ラジオやテレビは消す

バッテリーがなくなって車が動かなくなるのを防ぐためには、エアコン以外のバッテリー消費を抑えることが重要です。気をつけておきたいのが、備え付けのラジオやテレビ。これらの機器は想像以上にバッテリーを消費するので、車中泊をする際には切っておくと、安全にエアコンを使えるようになります。
車中泊に効果的な暑さ対策
真夏の辛い時期でも快適に車中泊をするためには、効果的な暑さ対策を考えておくことが大切です。そこで、ここからは便利な暑さ対策についてご紹介します。車のエンジンを入れなくてもできる、効果的な方法をチェックしていきましょう。
日陰に置いておく

車は、太陽が直接当たる場所に起き続けることで車内の温度が上がっていきます。いったん温度が上がるとなかなか下がらなくなるので、昼間はなるべく太陽の光に当てないようにすることが車中泊のポイントです。
道の駅など、車中泊をするための場所を決めたら、日陰を中心に選ぶようにしてください。建物の影や木陰がある場所に停車しておくことで、車内の温度を下げるのを防げます。そのため、道の駅を選ぶ際には日陰があるか否かもチェックしておくとよいでしょう。
対角線上のドアを開け閉めする
駐車場所を気をつけていても、暑さが厳しい時期はどうしても車内の温度が上がってしまうことがありますよね。そんな時は、対角線上のドアを開け閉めするのがおすすめです。対角線上にあるドアを開いたり開けたりすることで、効率的に熱気を逃がせると言われています。
何回かドアを開け閉めした後は、対角線上の窓を開けておくと効果的です。全ての窓を開けておくよりも、対角線上の窓だけ開けておいた方が空気の循環率が上がると考えられています。
保冷剤を使う

暑さが厳しい時は、保冷剤を使う方法もあります。いくつか保冷剤を用意しておき、暑さを感じた時は首元を冷やすようにしましょう。血管が集中する首を冷やすことで、体温を下げられると言われています。低温火傷を防ぐため、タオルなどに包んで使用するのがおすすめです。
こまめに水分を取る

車中泊をしている最中に熱中症に陥らないよう、水分を取るように意識することも重要です。車中泊をする際には、普段以上に水分補給を意識するようにしてください。普通の水だけでなく、ミネラルを多く含んだ麦茶などを用意するのがおすすめです。定期的に水分を取り、体調を整えましょう。